江國香織『いつか記憶からこぼれおちるとしても』読了。
最近、さくっと読めるものばかり手にとってしまうのでまた短編集。 同じクラスに在籍する女子高生のそれぞれの気持ちが描かれた6つの話。 自分が高校生の時には、その生活が人生の重大なことの様に思ってたけど、 今振返れば長い人生のほんの一瞬なのにいろんなことを考え過ぎていた様に 思います。でも当時は真剣な訳。振返ってみると私はその頃もどこか冷めて 周りをみている部分があったけれど、わぁーっと色んなことに熱くなれる 人達や、好きな人について悩んでるコとか見て単純に羨ましいなーなんて 思いながらもどーして自分はそうなれないのかなーなんて思ったりして、 本とか音楽とか、教室にはないものに必死に答えを探そうとしてました。 どこか冷めているこの本の中に出てくる女の子たちを思いながら、自分の 昔と較べてみて、どの世代の10代もそんなに変わらないかもなのね、、、 なんて思ったりしつつ、ある年齢に達するまでわかろうとするのがそもそも ムリだよなぁーと当時の自分に言ってあげたいと思いました。
柚がいう「好きな人ときらいな人」ではなく「好きな人とどうでもいい人」 の話。私はこれに20代前半くらいにやっと気づきました。ほんとそう思う。
一番好きなのは『いつか記憶からこぼれおちるとしても』ってタイトルかな。
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