くりくり♪

2005年03月08日(火) みどりの月。

角田光代さんの文庫。
「みどりの月」「かかとの下の空」読了。
不思議な同居生活の話。アジア放浪の話。
この2作品の共通点がすごく面白い。
すごくイライラしている主人公。
このイライラ、モヤモヤが何だかよくわかる気がする。
誰も悪くない。誰にも自分をおしつけたくない。
頭ではわかっているけど、ほんとうにおしつけられないと、
それはそれで何か違うと思ってしまうという気持ち。
ほんとうに正しいことなんて1つな訳はないとわかっているけど、
それでも実は枠におしつけたがっている自分がいることもわかる。
イライラ。いろんなことを少しだけ、表面だけわかることのイライラ。
ことばが表せるのは1つだけ。
それのもつ意味はいろいろなのに、表せるのは1つだけなんだよね。
感情や行動は1つではない。だけどことばは。
口に出ることばがどこまでほんとうか、これはほんとうは
本心ではないんだよという注意書きが、追加できたらいいのにね。
ちょっとだけ耳元で囁けたらいいのに、とそんなことを思いました。


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