| 2005年02月25日(金) |
ホラーorサスペンス。 |
ホラーサスペンス賞ってホラーなのかサスペンスなのかどっちなんだ???
沼田まほかる『九月が永遠に続けば』読了。 デビュー作らしいですがタイトルに惹かれて購入。「九月」ってつくと 何となく気になるのは誕生月だからだけではない気がします。9月好き。 タイトルがステキなのってだいたい失敗しない様な気がします。この前の 赤い竪琴も大崎善生さんの作品もタイトル全部ステキ♪ことば選びの問題?
何が好きってとにかくこの人の文章が素晴らしい!新人とは思えないです。 主人公の心情の描き方が凄い。醜いとこも曝け出されててむしろ痛いくらい。 人間の持つ残酷なある感情。小さいハムスターを目にした時に自分の奥底に 眠る紛れもない自分の持つ感情に気づいてしまった主人公の気持ち。恐っ! まだ幼稚園児だった頃、家で生まれたセキセイインコの赤ちゃんを誤って 殺してしまったことがあって(ポケットに入れたまま忘れて遊んでいたら 死んでいました…)その時手に乗せた死なせてしまったインコのことが 思い浮かびました(もちろんこの小説の中にある感情とは違うけどね)。
主人公と一緒に暮らす1人息子。精神科医の元夫。元夫の妻。元妻の兄。子。 愛人。愛人の友人。近所の男。その娘。息子のクラスメイト。などなどなど。 いろんな人の心が複雑に絡み合って縺れ合って絡まりあって迎えるラスト。 うーーーん、痛い。痛いが、深い。深まる夜には誰もが無力なのであり…
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