un capodoglio d'avorio
passatol'indicefuturo


2004年03月25日(木) 入学手続き

時計台のある建物の一室でまず、
入学金を収めることになっていた。
その入り口には、有象無象のサークル勧誘ソルジャーたち。
どかはHD25(ヘッドホンね)でZAZENBOYSを聴きつつ入ったのだけど、
なぜかソルジャーたち、どかにはチラシを渡さない。
なぜだろー。

理由その1:「こいつは老けてる、新入生じゃあるまい」
理由その2:「ヘッドホンで自分の世界に入ってる、アブナイかも知れぬ」
理由その3:「華奢すぎる、わがアメフト部の戦力にはならん」
理由その4:「・・・ほ、惚れたわ」

さあ、どれでしょう。

ともかく入ってみると列が長く伸びてる。
最後尾について、係のヒトから名前を記入する用紙をもらう。
すると、どかの後ろでなんかがちゃがちゃ。
HD25を外して振り向くと、中東風の顔立ちの男性と係のヒト。

「No, English ? No? Why?」
「カタカナでお願いします、カ・タ・カ・ナ!」

なるほど、わかりやすい状況だなあと思いつつ、
係のヒトがいつちゃんと説明できるのか見てたら、
このヒト、意地でも日本語以外は話したくないらしい。
ま、京大だし、学生誰か助けるでしょ。
とか思ってたらそれを遠巻きに見て、誰も助けない。
おいおい、と思いつつ、ま、どかもちょっと様子見してたので、
それもいけないか、と消費税分くらい反省しつつ助け船を出す。

「ああああ、すいません、ちょっとお手伝い下さい!」

と、係のヒト、どかに深々と頭を下げて、自分の仕事にさっさと戻る。
京都大学・・・それでいいのか?

で、まだカタカナやひらがなも書けない彼のも、
用紙を埋めてあげるために、名前を聴く。
やっぱりちょっと聞き慣れない響き、どこの国だろう?
行きがかり上、列に並びながら少し話すことになったので聴いてみたら、
その見かけ30代半ばな感じの彼は、イラン人だった。
何と医学部の大学院へ入学するらしい。
国費留学生なのかな、もうすっごい賢いんだろうなあ。
どかも自己紹介したら、イランに面白い画家が居るんですよ。
とか、いろいろ教えてくれる。

どかは為替で、彼はキャッシュで支払いを済ませ、
その建物の前で別れる。
e-mailアドレス教えてくださいと言われたので、
「もちろん」と紙に書いて渡して、笑顔で握手。
その後、どかは「人環」のオフィスで残りの手続きを済ませる。

ふむ・・・。
わりとスムーズに言葉が出てきて安心した。
この前、M先生と飲み会で話したときは、
英語、あまりの錆び付き具合に愕然だったけど、
きょうは結構普通だった、やれやれ。

でも、良い出会いだったと思う。


どか |mailhomepage

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