un capodoglio d'avorio
2003年11月16日(日) |
G1エリザベス女王杯 |
昨年の覇者、ファインモーションは結局このレースには出ない。 翌週のマイルチャンピオンシップに回るらしい。 でもMCSでも、賞金不足のため出走できるかどうかは微妙。 どか的には、MCSよりも、あくまでファインには、 チャンピオンディスタンスがふさわしいと思うの。 エリ女、ファイン出て欲しかったなー。
というわけで、本命は史上二頭目の3冠牝馬・スティルインラブで、 対抗はスティルの宿敵のライバル・アドマイヤグルーヴ。 古馬なら府中牝馬Sで好走のローズバド・レディパステルあたりか。 実績充分のダイヤモンドビコーも捨てがたい。
エリ女とは、京都競馬場・芝・2,400m・オープン。 どかはファインが出るなら是が非でも淀まで観に行ってやると思ってたけど、 でもファインが出ないなら、荷物の片づけがただでさえ大変だし、 体調もヒーヒーなので自粛することにした(・・・当たり前か)。
I-PATで馬券を購入。 どかとしては初の試みでローズバドを2着固定の馬単流しで勝負。 だって、ローズバドは実力は充分、 しかも鞍上が、横山典だもん。 横山典の別名は、G1・2着請負人(どか命名)。 きっと、またゴール前怒濤の差し足で2着には食い込んでくるでしょう。 じゃあ、ということで、以下のように流すことにする。
1着 ー 2着 スティル ー ローズバド アドグル ー ローズバド ビコー ー ローズバド
昨夜の雨の影響はほとんど無く、芝は良馬場、ついに発走。 スティルインラヴ、4冠なるかっ・・・!
スマイルトゥモローが逃げをうつなか、 スティルをピッタリマークするアドグル。 そして・・・最後の直線。 スティルに鞭が入ってラスト400m、スパートに入った瞬間、 スルスルと横につけるアドグルっ。 アドグル鞍上武豊が、鞭を入れる。
ここから数秒間のデッドヒートはまさに、 今年ナンバーワンのレースとして評価されるにふさわしい好勝負。 もう完全に2頭が抜け出して、秋華賞を彷彿とさせる。 秋華賞ではキレのアドグルを、力のスティルが押さえ込んだ。 今度はどうかっ?
アドグルが圧倒的なキレを見せてハナ差で抜け出すも、 スティルがジリジリと力で追いすがる。 また並ぶか・・・! しかし、もう一度、武豊が肩鞭を入れてっ。 アドグル、最後にもういちど、伸びた! 18cmの差。 2,400mを走ってきて最後の決着が、18cmである。 史上最高の良血馬・アドマイヤグルーヴがついに初のG1奪取!
いやー、ローズバドは5着がやっとであり、 馬券は外したけど、ほんっとに良いレースだった! 痺れた、うん、ごっつい痺れるわー、カッコいいよー。 スティルの底知れない力も、 アドグルの寒気すら感じるキレも。
Moment of Truth とは、こういうのを言うんだろうな。 やっぱ、淀へ行くべきだったのか、どかよ?
でもでもやっぱり。 ファインモーションが走ってデッドヒートの末、 あの美しい跳びでこの力とキレを封じ込めてほしかったな。 力より、キレより、美、で・・・。
さて、来週。 ファインは出走できるのか? 賞金順ではほとんど望みがないけれど、 まずゲートインするという奇跡は起きるのか? それが起きたとして、あの美は復活するのか?
おねがいー、ファイン勝ってーっ・・・。
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