un capodoglio d'avorio
2002年08月03日(土) |
STAR WARS : EPISODE2 |
惣一郎と新宿に観に行く。
ちなみにその後は親方・エディン、さらに遅れてセバスが合流し、 吉祥寺でエンドレスでデカダンに遊び呆ける(ボーリング&ビリヤード&カラオケ・・・)。 それはまた別の話なので、ね、セバス?
実は8/1にカマポンとマルチンから熱烈に勧められたのであった「絶対おもろいからっ」と。 ふぅん、でもマルチンが映画褒めるのも珍しいしね。 とそこそこ期待しつつ映画館に入った、果たして、感動。 おもろいっ!!
EPISODE1もきっちり映画館で観たんやけど、あれはつまらなくはないけれど・・・ というレベルだった。 映像はキレイだしナタリーポートマンはラブーッだしレースのシーンは盛り上がるけれど、 何だろうな、物語が希薄だった気がするのな、前作は。 アナキン・スカイウォーカー君もまだ幼いし、やんちゃでかわいいけど・・・ でも、物語が無かった。
特殊効果だけではリアリティは出せないという自明の事実を、 きっちりふまえたのが「2」だと思う。 アナキン君が恋をし、母を亡くし、挫折をし、冒険をし、そして愛に目覚める。 という一連の心理描写がとても丁寧に細やかにフォローしてくれるので、 それを取り巻くVFXが相乗効果でより美しく映えていく、ポジティブスパイラル。
アナキン君の中でフォースのダークサイドが少しずつ首を擡げてくる感触が生々しくて、 でもそれって、人間やったら当然の感情で、 それを理性で無理矢理おしこめんのなんか、できるかいな、そんなもん。 と思いつつ、でもああ、それに飲み込まれてしもたらあかんあかんと、 アナキン君を心配しつつ、観客を退屈させないノンストップのジェットコースターな二時間。 ほんっとにスケールが大きくて、 最後のバトルドルイドにジェダイ騎士団が囲まれるシーンは、 圧巻だ、かっこいい。 それもほとんどがVFXなんだけれど、でも、 ジェダイ一人一人の個性をきっちり作り込んでいるから、 「つくりもん」が嘘っぽくならずに、むしろ「ほんまもん」ぽくなっていく。 ジョージ・ルーカスはVFX以外のところで魔法を使っているのだ。 にしても・・・
アナキン君のココロの闇を描き出すためには、 ここまで大きく「宇宙」を展開せざるを得ないのだ。 それほどに、恋や愛や慕情やその他きれいな感情の裏側に茫々と広がるエリアは深遠だ。 それを言葉ではなく、映像で表現すること、第一級の仕事だと思う。
さて普段から、映画に対して芝居の優位性をどかは信じているし、さらに言えば、 ハリウッドって、アンチ巨人的な感情もありつつ、その陳腐な予定調和がどかは大嫌い。 なんだけれども、さすがにこれを否定する勇気はどかには無いな。 だっておもろいもん、エンターテイメントとして、めちゃくちゃ高いレベルやと思う。 思わず、パンフ、買っちったよぅ、てへ。
あ、でも親方やエディンってスターウォーズシリーズ、全く観てないって言ってた。 信じられへんかった、そんな人がいるのか(バカにしやがってー、ちえ)。 でも同じく今まで観てなかった惣一郎も楽しんでいたから、 やっぱりエンタメとして完成度が高い本作なのだ。
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