un capodoglio d'avorio
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2002年07月20日(土) 横浜国際花火大会

練習が終わって学食でぐずぐず。
遠いよなあ。
すっごい人混みなんやろ?
なあんてぐずぐずしてたけど、いろいろ細かい事情が積み重なり、出発する。
16時30分の新宿湘南ラインに乗った時点でもう、おかしかった。
異様な人口密度、そして横浜駅で根岸線に乗り換えようとしたとき、
半自動的に頭をよぎったのは一年前の明石の悲劇、こわっ。

石川町で降り、くまさんと合流、みんなそろってから発泡酒を買い込んで、
「港の見える丘公園」を一路目指す・・・

大阪にいた頃の花火のイメージは、まず、富田林の「PL花火大会」、そして「天神祭」かな。
PLのんはごっつい凄かったイメージがあるけど、でも、全体的に人混みが超苦手やからなあ・・・
テレビで観てたらええんちゃうのん、てきな?

果たして、行ったら行ったでやはり楽しかった。
「港の見える丘公園」から観る花火は予想してたよりも角度もキツかったし、
大きさもそれほどではなかったけれど、それでもチョイ遅れてくるあの「音」を体験できただけで。
パアッと空が明るく焼けた後で、
「さあ、音がくるぞ、あれ、こない、こない、なんで、おかしいな」
って思ってたら不意に<ドォンッ>とお腹に食い込むのが快感。
19時30分くらいから始まった花火は20時35分に終わった。
なぜ最後に終わった時刻を5分刻みで覚えているかというと、
一番感動した花火を観た瞬間時計をパッと確認したから、そしてそれが締めの一発やったから。
今でもあの最後の一発は鮮明に覚えている、跡形もなく消えて完全な再現も不可能、
見た人の心の中でだけ、でもそこでなら永遠に生きられる芸術、っていうのは芝居と一緒だ。

その後、みんなで座ってビール飲んで買ってきた「巻きずし」食べて、
なぜか興に乗ったくまさんが踊り出す。
そしてなぜか興に乗ったどかも扇を取ってしまう。
するとなぜか興に乗ったみんなでさんさを踊ってしまう、
そしていつの間にかギャラリーを巻き込んでいる。
妙にうまいなあと思って聞いてみたら、やっぱりね。
飛び込みで参加した人たちってば、あの「ジモリ」の卒業生やったんね。
いやー、狭いっ、この世界。
っていうか、ちょっと怖かった、なぜにそこで「円環」が閉じるんやって。
まいまいがそのうちの一人と連絡先交換してたみたい、もしかしたらジムに来るかも、楽しみ。
っていうか「興に乗る」という慣用句を地で行けるというのが、
踊りをかじって良かった点の一つやな、これはもう、絶対。
現代をふつうに生きてたら、まっとうに「興に乗る」ことのなんと難しいことか・・・
締めはエディンとセバスティアン、元気が良くて観てて気持ちよかった、ジムよりも全然いいやん!

帰りはエディン・セバスと与太話しながら。
やー、疲れたけど、元はとったぜ。


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