ねろえび日記
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| 2007年11月03日(土) |
松尾スズキの「キャバレー」 |
大阪厚生年金会館大ホール の、3階。 階段を登るだけも大変。 4列目のほぼ端席。 舞台が見にくい。台詞が聞こえにくい。 それでも、S席。ひでえな。 しーかーもー、前の席3人くらいが常時前のめり、基本姿勢が前のめり、ごくたま〜に背もたれに背中をつけて休むという。頭、邪魔。注意しようにももう1幕始まってるからな。で、休憩時間に劇場係員に前のめりを注意しろと言いに行く。自分で言ってもいいんだけど、2幕は45分と短いし、物凄く執着のある舞台でもないし、そもそもひでえ席なので半分諦め。
それと、サダヲちゃん、つまんない客いじりなんかいらんやろ。 3階では見えない上に、無駄に前のめらー大発生で、そのまま前のめってるヤツもいるから。
というわけで、1、2階席で見ているよりは面白さが減じていたと思う。 それでも、つまらないわけでは全然なかったのよ。テンポやまとまりはよかったし、出演者さまの演技はよかったし、楽しかったし。
「キャバレー」は大昔ライザ・ミネリが主演した映画をロードショーで観てますよ。好きだった。 松尾版「キャバレー」は、演出家と出演者を知った時の衝撃と予想よりは、「キャバレー」だった。 ただ、全体に薄い感じ。ちょっと物足りない。歌と踊りと頽廃と爛熟が、な。 シュナイダーさんとシュルツさんの熟年カップルの悲恋の描写のほうが主役2人よりも優れていたってとこが、もう確信犯というか、結果そうなっちゃったのかはわからんけど、そーゆーことですわね。
1幕のラスト、歌とハーケンクロイツが印象的だった。来る未来への不安さが煽られる。 その割に2幕は短かったなあ。
2階建てのセットはなかなか豪華。移動式の階段とかビジョンとか。場面転換もスムーズだった。
生バンドが入ってた。魅惑的な衣装をつけた女のコ中心のバンドでカッコイイ。「ザ・ベストハウス 1 ・2・ 3!」のピストルバルブみたいな感じ。Biancaというジャズバンドとのこと。
前述の通り、シュナイダーさん(秋山菜津子)とシュルツさん(小松和重)のカップルがよかった。サリーと小説家くん(松雪森山ペア)よりもいい。 秋山さんがさすが、見事、素敵。年配の独身女の舞い上がった可愛らしさや不穏な空気を感じて冷静になるせつなさがよく出てた。そして、お茶目だし。 小松さんは相変わらず滑舌ワルッ! 歌下手! でも、味がある。 2人のパイナップルのシーンが圧巻(ていうのか) もう可笑しすぎ。ビジョンの映像もおステキ。
キットカットクラブのMC役のサダヲちゃんは、独擅場というか、独自の世界。お喋りもお歌も人を引き付ける引きつける、ついでに見た目も。白いバッハな化け猫だった。似合ってたけどね。 赤い踊り子の時は初めわからんかった。女のコのラインダンスで、身長はあってるけど太さが太めのコがいるなと思ったらおサダでした。
あの巨大化け猫は何?
未來くんはハンサムな雰囲気。ほとんど踊らなかったのが残念。ま、小説家くん役だと知った時から期待はできないと覚悟してましたが。華麗な身のこなしは村杉蝉之介にお見舞いした跳び蹴りくらいのものか。
松雪さんはチャーミングで、歌も頑張っていたとは思う。
蝉之介サン、ナチス党員の不気味な感じが出てました。シュルツさんがユダヤ人と知った時ショックで背中から煙が出たのが、笑えた、笑えたけどブラック。
紙ちゃんはよくわからなかった(3階からだと) カーテンコールでサダヲから紙ちゃん28歳の誕生日だと告知。
最後に松尾スズキ登場。「妖怪人間べム」を熱唱。2番も歌ってたぞ。この時が場内一番盛り上がった気がする。
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