ねろえび日記
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演劇集団キャラメルボックス「まつさをな」神戸公演千秋楽を観に行ってきました。 観劇動機は客演の粟根まことサンだけど、覚悟してたより*はストーリーも劇団員の方の演技も大丈夫で、結構楽しめました。 爽やかで健気でせつなくて。テンポもよかったし。
* 加藤プロデューサー曰く、うちの劇団のメンバーは下品な新感線が大好きだ、公演も必ず観に行く、が、新感線のメンバーがうちの公演を観に来たためしがない。ま、そんな言葉に象徴されるような劇団の芸風(芸風?)の好みの問題かと思われ。
ま、つっこみどころは色々ありましたけど。 そもそも、亡くなって一年しか経ってない長女の代わりとして顔が似てるというだけの理由で特に葛藤もなく養女を迎えることの理不尽さは、いいのか? ペットの犬くんや猫でももうちょっと悩むぞ、フツー。
登場人物のほとんどがいい人だけど、悪と対峙する善というよりもなんとなくいい人。悪はきちんと描かれていない気がする。善もきちんと描かれてないけど。う〜ん、台詞でそれっぽいことは言ってるんだけど、あまり説得力はないのよね。 親代わりの兄上が人殺しでも彼氏と結婚できてルンルンの妹って……。もうちょっと苦悩しろよ。 千鶴と啓一郎にしたって、青柳パパは政略結婚自体を反省し撤回したわけではなく相手の家が悪者とわかったから却下しただけにしか思えなかったんだけど。
でも、たぶん雰囲気重視の話で、さわやかカップル2組誕生で幕を閉じることが肝要らしかったので、それでもいいってことかのう?
あー、一昔前の少女マンガっぽいのかな。
粟根さんはお茶目かつ渋い家老役。ふざけているようでちゃんと調和してた(と思う) 新感線では大して面白くない粟根さんだけど、キャラメルボックスの中に放り込むとダントツ面白いしテンポもイイ。小ネタや仕草がいちいちチャーミング、外で暴れて家の中に上がる(という設定の)時、必ず足の裏を払うところとか、その場の全員に指図したあげく自分にも命令するところとか、数え切れないくらい。あまりにも狙ったバカ夫婦ぶりは面白くなかったけれど、軽妙かつマジメな佇まいは素敵だった。 役者としてこの人が好きだなあと改めて思った。
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