ねろえび日記
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2006年03月12日(日) |
「一郎ちゃんが行く」ビデオ |
またまた粟根まこと発掘昔ビデオです。1998年の舞台。
ストーリーは、時は明治末期、オックスフォード大学に留学団を派遣することになりそのリーダーを選ぶため4人の天才、帝大を半年で卒業した伝説の天才浅井一郎(升毅)、一郎に敵愾心を燃やす堤洋一郎(野田晋市)、自らを天才と称す自信家白河稀人(粟根まこと)、天皇の隠し子と噂される高瀬宮(佐々木蔵之介)らによって頭脳バトルが行なわれることになった。 ま、賢(かしこ)自慢大会ですよ、皆オタクだし。
粟根さん目当てで観たんだけど、作品自体とても面白かった。シンプルでちょっとあっけない気もするけど、後味のいい芝居で、こういうのも好きです。
明治の上流階級が舞台だから登場人物が洋装の正装なのね、男子は燕尾服とかフロックコートとか。目の保養、目の保養。ちょっと化粧が濃かったのがコワかったけど。特に升さんメバリ入れすぎ。
升さんは家に帰ればバリバリの関西弁の和服好き、侠気溢れる庶民派の男。カッコよかった。 佐々木蔵之介サン(そういえば「喰いタン」に出てたな)はノーブルでナイーブな宮様。似合ってた。 他にも一郎さんの妻(牧野エミ)も面白可愛かったし、役者陣皆好印象。
脚本も手がけたわかぎゑふサンは一郎の息子10歳になる新吉少年。これがまた見事。見かけは子供、頭脳は大人、コナンみたいでした。眼鏡かけてるし。 この人、早生まれで私と同学年なんだな。8年前の作品ということを考慮しても若い、というか年齢性別不祥。昨秋「時の男」のロビーで至近距離で見たけど、ちっこいおばはんといえばちっこいおばはん、妖怪といえば妖怪(コラコラ) 粟根さんを弟扱いしているのが羨ましい。粟根くん呼ばわり。
浅井家の3人は、夫婦の関係も父子の関係も台詞のやりとりとかサラッとしつつ微笑ましくて、好きでした。
さて、そろそろ粟根さんの話をしてもよろしくって? すんごく素敵だった。 燕尾服、つやつやのロングヘアに丸い銀縁眼鏡。 母親がアメリカ人てな設定だけど(大笑)思いっきり東洋人の顔だちで、 体つきも引きのショットで人と並んでいると、うわ、ちっさ、と思うんですけどね。
探検服(?)でウインチェスター銃を構えている手つき(手つきかよ)もお素敵。
頭脳バトルで卑猥な言葉が弱点だと露呈し、答えがわかっているのに口にできず、自信満々の天才オタクの冷たい顔つきから一転してダメージを受け恥じらう顔があまりにも美形で可憐な風情で椅子から転げ落ちそうになった。 基本ブサイク系だとはわきまえておりますが、たま〜にアップになった時の横顔とかがごくたま〜にビックリするほど綺麗なんだもん。なんつーか、ギャップップですわね。
失格になってやることがなくなりましたと勝手に解説役で登場した時のテンションの高さとか、膨大な台詞のハイスピード連射とか、ちょっと裏返りそうになる声とか、口の片端だけを上げるサディスティックな笑みとか噫、粟根さんだあ〜とうれしくなった。
3年前に再演された時はMAの秋山くんが粟根さんと同じ役だったそうで、アッキーの稀人さんもさぞかし暑苦しかっただろうなとちょっと見たかったりして。
昨日、時々覗くKinKiファンの人の日記の過去ログを読んでいたら、アナタは私ですか?と思う一文があって可笑しくなった。
もともとはKinKiファンで周辺ジャニーズも好き、剛さん繋がりでアツヒロくんが気になって「犬夜叉」を観にいったら見事に劇団☆新幹線にハマり(もともと芝居はそれなりには観ていたが)その後小劇場系の舞台をガシガシ観るようになった、と。
もともとはKinKiファンで周辺ジャニーズも好き、去年の春「荒神」の東京公演の舞台レポを見てごうきゅんが気になり大阪公演に行ったら見事に劇団☆新感線と粟根まことにハマる。その後小劇場系の舞台を好んで観るようになった。 芝居は十代の頃から、能狂言歌舞伎文楽、新劇(ってまだあるの?)アングラ(当時はそう言いました)小劇場などなど、それなりに観ていたけど、新感線はホントに楽しかった。自分の好みによっぽど合ってたんでしょうね。面白くてカッチョイイ。いい意味でお子ちゃまなところもあるし。 この経緯は私のこと。
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