ねろえび日記
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2006年02月14日(火)  「Endless SHOCK」DVD

「Endless SHOCK」DVD(初回版)を引き取りにいったそのカウンターで関ジャニ∞のアルバム「F・T・O」を予約してきた。つい先日も「ソメイヨシノ」で「Coward」だったな。軽くジャニーズ輪廻状態。


まず、パッケージからして度胆を抜かれましたわ。アルフォンス・ミュシャ風光一様レリーフ。
Act1、2のジャケットにおわしますのは、よ、妖精さん?
似合ってるからいいんだけどさー、いいんだけどさー……いいのか?

いやいや、今回のビジュアルコンセプト、どうせやるならここまで!な感じは結構好きですよ。阿萬企画、グッジョブ!
ロケーションの“大聖堂”もお素敵。

写真集は、舞台写真と撮り下ろし写真ないまぜで図版てんこ盛り。衣装も妖精さんじゃなくて、正装のダークスーツとややラフな感じのジャケット姿など、いい趣味です。正面の顔よりも斜め横顔や真横顔が大好きな自分は、そのテのショットが多くて非常にうれしい。
特に聖卓の上に横たわる光一さんが素晴らしい、同時にいくらヲタにとっては神のごとき存在でもこんなことやっていいのかと心配になったが、いいのだ、ロイヤルチェスター前橋だから。

ロイヤルチェスター前橋で結婚式を上げる光一ファン(もしくは上げさせられるその娘)が急増したりするのだろうか。


とまあ、付属物だけで相当楽しませていただきましたよ。



DVDは、本編は試写会で視聴済みなので先にSPECIAL DISCから見ました。

「History of SHOCK」
VTRを見ながらインタビュー形式なのですね、ちょっと意外だった。
まあ「SHOCK」素人のワタクシですので1回見たくらいでは歴史の流れとか各作品の違いがようわからん。取りあえず凄いなーと。
で、厳密な意味での光一ヲタでもありませんので、素人目には光一さんって見た目ほとんど変わってなくてビックリ(剛さんは数年分の映像や写真を見ると変わりすぎててビックリ)


そして、何かねー、光一さんの話を聞いていて息苦しくなってきましたよ。
ワタクシの理解を越えてる部分もあったし。
誰が誰に向かって言うのかわからんけど「ほっといてくれっ!」みたいな気分にもなったし(意味不明)


でねー、自分、光一さんを見ていると「井の中の蛙大海を知らず、されど井の深さを知る」ということわざが思い浮かんでしかたがないのです(ちなみに後ろの部分は後つけという説もありますが)

大海に出ろよとか出してやれよ、いつまで箱入り息子にしておくんだとかもういっそ彼自身が「箱」なのかとか、色々思っていたんですけど、このDVDを見たら何だか気安く大海大海外部外部と言えない気持ちになりましたねえ。
数年単位で「SHOCK」でも1人5役のオリジナル新作でもやったらいいし、10年単位で大海に出てもいいし、と今はそんな心持ちです。

乱暴に言っちゃうと、放置、というか、光一さんのなさることとそれを見る自分の間には埋められない距離感がある。
ま、これからも、気が向いたらチケットが取れたら今年の「SHOCK」(あるいは新作)は何バージョンなのかよくわからんのよねなんてお気楽な心持ちで観にいくとは思います。


「Making of SHOCK」
こういう制作過程の舞台裏はとても興味津々で大好きです。「SHOCK」に限らず他の舞台でも見たいくらい。
私が唯一涙ぐんだ個所は、千秋楽の花束を抱えた亮ちゃんを映してもらえたところ。りょうちゃ〜ん。

「まーじでこわいから」と胴上げされて半泣きな座長が可愛かったです。アナタ、あーんなにデンジャラスで凄絶なフライングやら何やら平気でやっているのに。あ、スタッフは命預けてるけど周囲は信用してないってことですかい。




本編は気になるシーンとして、取りあえずJapanesque Show(殺陣)とシェイクスピア劇だけ見ました。


シェイクスピア劇のシーンは試写会ではアキヤマの夢だとわからなかったんです。だからそれを踏まえて見るとどうなのかなと思って。
で、見てみたけど、う〜ん、どうなのかな(取りあえず放置)



自分、今、思うところあって「マクベス」と「リチャード三世」を同時進行で読んでるんですが、一向に進まない。
図書館で適当かつ手軽に文庫本でと考えて、岩波文庫の木下順二訳を借りたわけですが、解説部分は劇作家だからただの訳者ではない現場の人間からの視点なんかがあって面白いのだけど、訳は読みやすいとは言い難い(って、自分の好みの本じゃないせいが大きいんだろうけど)

やっぱ小田島雄志訳のほうがいいのかな〜、「マクベス」は「メタルマクベス」の脚本執筆に使われた松岡和子訳にするとか。


話どんどん飛ぶけど、劇団☆新感線の「メタルマクベス」は、脚本家さま(宮藤官九郎)がマクベスって人の名前なんだ〜て認識から始められたホンなので、ま、気楽に臨めばいいかと。
だって、シアターガイドの制作会発表記事で見たあらすじがコレだもん↓

繰り返される戦争によって、瓦礫の荒野と化した2206年。レスポール王率いるESP軍は、将軍ランダムスター(マクベス)の指揮の下、絶大な勢力を持って敵軍を次々と征服してゆく。そこへ3人の魔女が現れ、ランダムスターに「ランダムスターこそが未来の国王である」と予言を告げるのだが……。

これはこれで不安だけど。
ま、松たか子嬢が生まれてこのかた自分の人生で口にしたことのない単語を吐かれるくらいなのできっと刺激的な舞台なのだろうと期待してます。


あと、もっと話が迷走するけど、昨年劇団創設30周年を迎えたシェイクスピア・シアターという劇団があって、Gパンシェイクスピアや普段着シェイクスピアなどの異名があるんですが、つまり、シェイクスピアが生きていた時代と同じ条件(普段着、特別なセットなし)で芝居をしている劇団です。そう、現代だとジーパンてこと。

自分、四半世紀(うわ)ほど前にこの劇団の初期の舞台を数回見ていて、面白くて好きだった記憶がまだあるのです。演目も憶えてないくせに。
今になって、劇団☆新感線や蜷川演出の「天保十二年のシェイクスピア」を映像で見たりしたこともありーの「メタルマクベス」もありーので、シェイクスピアはちょっと自分的ブームかなと。視点がズレてる気がするけど。
シェイクスピア・シアターはまた観てみたいけど、関西には来ないのかな。



こんな話、(シェイクスピアの)肝心なところに行きつけないまま、ものっそい周辺をうろうろ彷徨ってる感じですかね。


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