ペコの日々。
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2003年10月31日(金) |
一生忘れられない出来事。 |
10月末は、『ある出来事』で非常にバタバタした日々を過ごしていました。 一生忘れることができないであろう、大きな事件でした。
10月19日未明、静岡県掛川市の東名高速・掛川インター付近にて、単独事故で止まっていたトラックに10人乗りのワゴン車が突っ込むという事故がありました。新聞やニュースでも大きく取り上げられた事故だったので、記憶にある方もいらっしゃるかもしれません。死者6名・重体1名・重軽傷3名という大惨事でした。
何と、その“重体1名”というのが、私の従姉妹(いとこ)だったのです。
母からの連絡で「状態はかなり悪い」と聞かされた為、職場に事情を説明して勤務を変更してもらい、掛川の病院へ行きました。従姉妹は、意識は無く人工呼吸器に繋がれている状態でした。私が着いた時には、両親・弟はもちろん、親戚もみんな茨城から出てきていました。翌日には、従姉妹の友達も遠い所を出てきてくれていました。
しかし、容態は次第に悪くなり、事故から丸3日たった22日の朝、従姉妹は22歳という若さで息を引き取りました。
心の整理がつかないままに、仕事のために東京に戻り、告別式に出るために茨城に帰ったりと、あっという間に日々が過ぎていきました。いつ、どこにいても『心ここにあらず』という感じでした。
告別式から1週間経った今でも、もちろん心の整理はついていません。家も近く、歳も1つ違いで本当に姉妹のように思っていた子だったから…。事故についていろいろ聞いたところ、事情が複雑で今となっては誰も責めようが無いというのが、残された遺族にとって、正直、やりきれないところです。
でも、いろいろな方から声を掛けていただいたり、励ましていただいたお陰で、やっと、日記(記録)として書き記すことができました。
明日は、寮からアパートへ引っ越しです。本当は引っ越しどころではないけれど、いい意味で気持ちを切り替えるきっかけになるかもしれません。
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