独りでいたいと言った。 わがままを聞いた。 やっぱりいようと言った。 その言葉を信じた。 素直になれないと言った。信じることはできないと。 知らん振りした。 あなたでは足りないから他の男と遊ぶと言った。 じゃー僕は必要ないね。 もう独りでいると言った。 その言葉を尊重した。 隣には知らない男がいた。 幸せそうに笑みを交わしていた。 少しだけその男の人が可愛そうに思えた。