また一つ季節を越そうとしている。新しく歩き出すことの出来る季節。また一つ、また一つ。何度か繰り返して繰り返して。分かったことなんて幾つあっただろうね。捨てたものは幾つあるだろうね。木々は色付き、季節は過ぎ行く。冷たい風に揺られ揺られ。蒼い空の下で。