元・白血病患者の日記
 

2003年02月26日(水) 気分は尾崎豊

 専門学校サービス実務体験ツアーというのに参加する。

 資格の時代ということだが、中身がわからないことが多いので、各種専門学校を見て回るというもの…らしい。

 なんせ白血病ということで仕事探しも大変なので、異業種とはどんなもんじゃと思ったのだが、なかなか想像通りにはいかないものである。

 やはり職安で募集していただけあって、受給者を対象にした修了書というのが参加者には出されるのだ。で、自然と参加者も出てればいいや、という感じのおじさんやおばさんばかり。

 初日はオリエンテーションということだが、次々に肩書きだけのおっさんが下らない自己紹介と内容の説明を延々とかます。これは修了書目当ての人でなくとも眠くなってしまう。

 とどめとばかりに出てきた〜なんたら委員会委員でなんたら〜相談役というおっさんの退屈な話。パワーポイントを操作してセミナーの説明をするのかと思ったが、バブル期の自慢話を繰り返しやっている。こういう相談役のおかげで今の悲惨な状態があり、集まってるみんなが苦労しているというのに、何を考えての人選なのだろうか。おかしい。役所の考えてることは、この間の就職セミナーもそうだけど、絶対におかしい。

 昼食後も話が続くというので、逃げ出してしまった。だって受給者じゃないから修了書なんて必要ないもの。

 なんか意味なく落ち込む。天下ってる人間は、苦労もなしに生活してるのだなぁと。大病でレール外れると修正きかないのかな?

 ポケットの中に忘れていた5000円札があったので、東京駅へ向かい直通バスに飛び乗っていた。そりゃもう衝動的な行動だった。

 目指すは茨城県鹿嶋市。アントラーズのクラブハウス。

 宇宙通信センターに一人降り、テクテクと歩く。本当に何もない。人の気配もない。あるのは自然だけの殺風景な世界。九州にいたころと同じ風景と匂いがする。どことなくホットする。東京はゴミゴミしてて好きじゃない。

 モンテディオ山形との練習があるということで、クラブハウスには人がいっぱいいた。目の前で練習する鹿島レギュラー先取を羨望のまなざしで見る。気がつけば夕方になっていた。

 帰りのバス、住友金属で大勢のサラリーマンが乗り込んできた。ひと仕事(したとは思えないが)終えたあとのビールとつまみの匂いが車内に充満する。ここでもジジイの自慢話を聞かされる。せっかくいい気分だったのに。


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