2022年11月28日(月)   ただいま42歳


ここでの日記を書き始めたのは 20代だったと思う
もう42歳か
20年経った


私は10年以上 高齢者施設で働いて 今年 退職した


年中無休の施設で働くことは忙しく
日々に追われ
ここの日記も書けなくなっていった


このまま定年まで ここで働き続けるのか? と 考えたとき
なんか違う と思った瞬間があった


たしかに 上司も好きではなかったし 会社の 利益重視の方針にも 従えなかった
コロナの影響もあり
赤字で いつ閉鎖になるかわからない とも 毎月言われていた
国家資格をもう一つとって
いつでも転職できるようにと 備えた


辞めていい理由は いくらでもあった


それでも12年 辞めなかったのは
少なくとも 私を必要としてくれた人がいてくれて
自分だからできる と思える仕事が あったからだと思う


でもいつの頃からか もうここに居れない と思うようになってしまった


会社を辞めたいなんて わがままかもしれない 大人らしくないよね
これくらいが普通なんだよ と
たしなめる自分もいた


でも 一度生まれた違和感は 拭えない
次の転職先をとりあえず決めて
それを理由にして 退職してしまった


10年以上いた場所は
もう私の一部になっていた


それを捨ててしまった今
空虚感や 喪失感 罪悪感 と
毎日 闘っている
家族や友人には言えない 言うほどでもない
静かに流れ続ける 痛み


大人の哀しみというのは こういうものが多いのかもしれないね


寂しくなんかないんだよって泣いているのが子供
寂しい つぶやいて 涙隠す大人


という歌を 思い出してみたり



今はずっと転職活動をしつつ
自分が人生をかけて 本当にしたいことはなんなのか 考え続けている













BACK  NEXT

人・一覧
ケイタイモード・ http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=92050