2004年05月09日(日) 春に
国語の時間に習った 「朝のリレー」という詩
すごくいいなあと思って 思ったけど 随分長いこと忘れていた 谷川俊太郎さんの詩で 風のようにふうっとそこにあって 頑を張ってなくて で、他のも良いよ ____ この気持ちはなんだろう 目に見えないエネルギーの流れが 大地からあしのうらを伝わって 僕の腹へ胸へそうしてのどへ 声にならならいさけびとなってこみあげる この気持ちはなんだろう 枝の先のふくらんだ新芽が心をつつく よろこびだ しかしかなしみでもある いらだちだ しかもやすらぎがある あこがれだ そしていかりがかくれている 心のダムにせきとめられ よどみ渦まきせめぎあい 今あふれようとする この気持ちはなんだろう あの空のあの青に手をひたしたい まだ会ったことのないすべての人と 会ってみたい話をしてみたい 明日とあさってが一度にくるといい 僕はもどかしい 地平線のかなたへと歩きつづけたい そのくせこの草の上でじっとしていたい 大声で誰かをよびたい そのくせひとりでだまっていたい この気持ちはなんだろう 「春に」 谷川俊太郎 ___ ぼくもういかなきゃなんない すぐいかなきゃなんない どこへいくのかわからないけど さくらなみきのしたをとおって おおどおりをしんごうでわたって いつもながめてるやまをめじるしに ひとりでいかなきゃなんない すぐいかなきゃなんない どうしてなのかしらないけど おかあさんごめんなさい おとうさんにやさしくしてあげて ぼくすききらいいわずになんでもたべる ほんもいまよりたくさんよむとおもう よるになればほしをみる ひるはいろんなひととはなしをする そしてきっといちばんすきなものをみつける みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる だからとおくにいてもさびしくないよ ぼくもういかなきゃなんない すぐいかなきゃなんない ひとりでいかなきゃなんない すぐいかなきゃなんない 「さようなら」 谷川俊太郎 BACK NEXT
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