2002年12月07日(土)
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NHKのドラマ「精霊ながし」の再放送を見る そして今は「にんげんドキュメント」 一週間 毎日うどんだった なにやってんだろ 安室の「Respect Power of Love」を何度も唄った 「親の金で生活できるのに、自分から出て行こうとして 小さいけど仕事もしてるなんて、まだマシだと思う」 姉の旦那は、今の私や 過去の姉のことを、こう話していたと言う 自分は 世の中のシステムや、そこに順応している大人の言うことに対して 妙に反発心を持った子供だった。 ただの「あまのじゃく」「我がまま」ってところもあるけれど 納得いかないことが多くて 早く自分も大人になって世の中を変えたい とか 自分は絶対こんな大人になるもんか とか よく思っていた。 今でもそれはあまり変わっていなくて いつも、行き場のない怒りや憂鬱を溜めこんでしまう癖がある (みんなそうかもしれない) そんな風に「くそったれ」って思いつつも今 この世の中に順応できない自分を目の前にして、苦しくなっている。 両親や友人達は、私のことを理解してくれていて、 私が、自分の体が弱いことや、不安定であることを不安に感じて なかなか社会に出ていけないことを、誰も責めない。 みんな、「そんなことよりも体を大事にして欲しい」と、そう言ってくれるのだ。 そして自分も、「そうだな」と、心を落ち着かせる… けれど、それでも私は、罪悪感を感じてしまうときがある。 「お金をろくに稼いでいない」 ただそれだけのこと だけどそれがないと、将来が見えてこない気がして、 そして何より、自分が価値のない人間に思えて、とても不安になるのだ。 どんなにいい絵を描いたとしても どんなに優しい言葉をかけてあげれても そして、何度愛していると言われても… そういうときわかる。 「ただそれだけのことじゃないか、くそったれ」と思う反面、 世の中で「普通」といわれてる生活・地位に強くこだわってる 自分がいることに。 (以前、「同性愛に対して偏見を持っていたのは、 何よりそれについて苦しんでいた自分じゃないのか」ということを 書いたと思うのだが… それと似た様な気持ちだ。) 今晩のNHK「にんげんドキュメント」は ダウン症の方々が集まって、お菓子工房を経営してる内容だった。 とても心動かされたのだが… それは、彼等が障害を持っているからではなく、 自立しようと 自分から親元を離れ 自分の仕事に やりがいを持って働き 毎日を惜しみなく 有効に使っている姿 を見たからだ それはまるで、小さい頃夢見た自分の姿で こうやって頑張ってる人達も、確かに居るんだよって 希望の光を見せてくれたというか… 「やってやれなくはない」という単純なことを、教えてくれたのだ うまく社会や他人に馴染めないからって、 それで自分の何もかもを否定することもないんだと… 私の迷いの答えを、彼等は行動で見せてくれた。 今週はどうも落ち込みがちだったけど 明日からはもうやめやめー! 楽しく蟹をむさぼってくるぞ! あー ありがとうNHK 今の自分を駄目と思うことは、ほどほどにしよう。 葛藤で苦しみそうになったら、早く寝てしまおう。 そして次の日、早く起きれて、体操のひとつでもできたら、良かったと そう思える自分に自信を持とう 「実はできるんです。何でもできるんです。 彼らのスピードで、彼らの尺度でものを見ていくと、 基本的にはすべてできる、ということに気がつきました」 -- 小栗謙一 ダウン症〜実社会への旅立ち〜 http://www.nhk.or.jp/yy/kore/ko_2y7m1w2d.html http://www.nhk.or.jp/yy/kore/ko_2y7m1w1d.html 3:41 就寝 BACK NEXT
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