「昨日はごめんね」
ハルからの朝一のメール。
「何がごめんねなの?」
「バカみたいなわがままを言ったから」
「酔っ払っているときのあなたは、いつもそうね(笑)お誕生日おめでとう」
「ありがと」
誕生日、おめでとう。
出会ったときは22歳だったね。
それが今日で26歳だよ。
22歳から26歳までの間、私と付き合ってたせいで、無駄になっちゃったかな?
貴重な時間だったのに。
ごめんね。
本当に、ごめんなさい。
今度はちゃんと。
好きになった人に、好きだって気持ちを伝えたい。
いつも、好きだって分かってて欲しい。
ハルが、私にそうしてくれたように。
私は一度だって「私の事、本当に好きなのかな?」なんて不安を感じることなんかなかった。
それって、すごい事だよね。
いつだってハルが支えてくれる、そばにいてくれるって安心があった。
それも、すごい事。
私も、同じようにしたい。
同じように、誰かを一生懸命愛して、安心させて、あげたい。
それを教えてくれたハルに、そう出来なかったのは、後悔してる。
でも、それ以外のことで。
私とハルのことで。
私は、後悔なんか一個もない。
あなたと出会えてよかった。
やっぱり、あなたは。
私の中で、ずーっと特別だよ。
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