妹の出産で、めでたい事を書いた後に、こんな日記なんかどうかなぁって思ったけど。
ちゃんと記録しておこうって思う。
しかも、母と祝い酒で飲んだので、かなり酔っ払っているから、いつも以上に読み難い日記だと思う。
私は、自分でも分かっているけどネガティブだと言われる。
すぐ後ろ向き。
悪い事ばっかり考えるマイナス思考。
でもね。
小さい頃から、あまり幸せだなぁって思う事がなくて。
幸せだなぁって思っていると、必ず壊れて行って。
その、幸せだった頃と壊れて行った現実のギャップが苦しくて。
いつの間にか悪い事ばかり、よくなかった場合、最悪な想定とかをするようになってしまった。
そうすると、悪かった場合「やっぱりね」って思える。
ギャップの苦しさが、少しだけ、減る・・・ような気がする。
妹に赤ちゃんが生まれて。
飲食店の店長の妹のご主人は、今日はたまたまお休みで。
破水してから病院に行き、産まれるまでずっと付き添っていた。
妹は無痛分娩だったけど、無痛の薬を入れるのは子宮口が5センチ以上になってかららしくて。
そこまでは、普通の陣痛を苦しんでて。
ご主人は手を握ったり、腰をずっとさすっていたり。
とにかく、凄く尽くしてて。
産まれた時は、立会い出産をしたんだけど。
分娩室で妹より先に号泣したらしい。
そんな話を聞いたらね。
羨ましく、なっちゃったのかな。
私は、3人産んでいるけど。
3人ともお産は1人で。
1人って、立会いじゃなかったって言う意味じゃなくて。
産んだ瞬間に、分娩室の外に誰もいない状態って言うか。
元旦那は、長女の時は歯医者の予約があるから、と陣痛中の私を残して帰り、次女の時は仕事で(これは仕方ないか)、長男の時は家で洗車してた。
彼に、電話でそんな話をしてて。
「妹のご主人は、凄く偉いよね」
って、話しから。
「あなただったら、出来る?」
「出来るよ」
「まぁ、仕事だったら仕方ないけど・・・でも休みだったとして、まだ当分産まれませんよって言われたら、帰っちゃったり、寝ちゃったりするんじゃない?」
「んな事ないだろ?」
「ええー。そんな事ありそう。妹のご主人みたいな人、私初めて目の当たりにしたもん。あなたもきっと、前の旦那と・・・」
まで言って、バカな私は「しまった」って気付く。
けど、時すでに遅し。
「比べないでくれない?」
「比べてるわけじゃないけど・・・でも・・・」
「でもじゃねーよ。俺って信用ないんだな」
「信用はあるよ。でも、やっぱり、そう言う風になるかもなぁって考えちゃって・・・ごめん」
「何でそうやって、何でもかんでも悪いように考えるんだよ?俺がさ、今凄く頑張ってるの、そう言うのは認めてくれてないの?子供たちが不自由ないようにって、一生懸命頑張ってるの、分かってくれてない?分かってたら、この人なら平気って思うべ?」
「うん・・・凄く頑張ってるの、分かってるよ」
「人より倍以上働いて、タメのやつの平均の給料の倍以上稼いで。そう言うのも、りりかの子供たちを幸せにしたいって言う思いからじゃん」
「私に・・・子供がいなかったら、そんな頑張らないで済んだのに?」
「・・・ばっかじゃねーの!?そんな言い方絶対にやめろ!これから先、そんな事言ったら、マジで許さないからな!」
久しぶりに、怒鳴られたなぁ。
なんだか。
今日一日の、色々な感情とか、怒られた事とか、こみ上げてきちゃって。
号泣しちゃったよ。
私が泣くと、あいつは慌てるって事、知ってるのに。
やっぱり泣いちゃう私って、バカだよなぁ。
絶対に泣いてるのばれてるのに。
「泣いてない」とか言い張るし・・・。
「日曜、ひなちゃんの所にお見舞いに行ってさ。あとライラのベッドも作らなきゃね。あ、またりりかと二人でのデートは出来ないけど・・・我慢してね」
いきなり慌てて話しを替え出す、あいつ。
最終的には。
「りりか。俺は、りりかを一番に考えているから。りりかが俺の子供を産んでくれるって言うなら、俺だって出来る限り立ち会うし、ずっと一緒にいる。俺の子供を産んでくれるんだもん。当たり前の事なんだよ?でも、怒鳴ったりして、ごめん」
なんて、悪くもないのに、謝られた。
「悪かった場合、なんて想定しなくていい。これからもずっと、ずっと、今の幸せが続くと思ってくれて、いいからね」
「うん」
「少しずつでいいから、ネガティブなところは、直して行こうね。てか、俺が直すか」
ボーナスが入ったから、日曜日は5人で豪華に外食しに行こう!
とか、言ってた。
あと。
7月分の生活費も、渡さなきゃいけないし、次の日曜は何が何でも行かなきゃ。
って。
最近、凄く、幸せだと思って。
こんなに幸せでいいんだろうか?ってやっぱり勘ぐってばかりいた。
私、明日にでも死んじゃうんじゃないの?
それとも、何か凄く悪い事が起こるとか?
なんて、だめだよね。
悪い事ばかり口に出していると。
本当に、現状が悪くなって行くんだって。
それが言霊って言うものなんだよって。
あいつに、言われた。
私は、このまま、ずっと幸せだと思い続けて、いいんだよね。
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