march forward.
りりかの独り言。

2004年04月04日(日) ようやく。

今日で三十路になり。

年齢がたったひとつ増えただけなのに。

30代って言うのは、とても大きく思えて仕方なかった。

あいつは、昨日から来てくれて。

一緒にお祝いをしてくれた。

一番小さなホールのケーキを買ってきてくれたんだけど。

私もあいつも、甘い物はあまり好きじゃなく。

半分以上残してしまったけど。(そして持って帰って愛犬に食べられた)

ろうそくは、三本もらって来てくれた。

「1本10歳ね」

なんて、軽く言われたけど。

何だか凄く重たく感じてしまい。

押し黙ってしまった。

それを察したのか、あいつは「ちゃんとふーってしてね」って頭を撫でてきたけど。



0時ぴったりに、ろうそくをつけて、お祝いをしてもらった。

そして、ふーっとやった瞬間に、バイトの子からおめでとう電話が来たりして、あいつが「気を使えよ(笑)」とか言ってた。

私は、この瞬間から、あいつと6歳の差が出来た事を悲しく思い。

あいつは、私の誕生日に一緒にいられると言う事を嬉しく思うと言った。



昼間は、汐留に行き。

浜離宮で小雨の中桜を見て。

汐留タワー(?)でランチを食べて。

約束していた携帯を買った。

ディスカウントショップみたいなところで買うと思っていたのに、DoCoMoショップで買ったから、普通の値段になっちゃって、かなり高くついたと思う・・・

パソコンに取り込むリーダーとかも買ってくれたし。

画像はものすごく綺麗で、嬉しいんだけど。



翌日、朝早いあいつは、いつも泊まった後は夜7時位にはこっちを出るんだけど。

誕生日だからって事で、随分ゆっくり一緒にいてくれて。

夕飯を食べてから、ドライブしたり。




実は、今日休みを取る為に、あいつはかなり無理して来た。

仕事が詰まっているのに、残業して来て。

明日からだって、早出と残業の繰り返しだ。

忙しい時期に休みを取りたいのなら、他の日に普通の倍以上働け、とお父さんに言われたらしい。

「休みさえもらえれば、どんな忙しくても頑張れる」

そんな風にあいつは言ってくれた。



今更だけど。

昨日、今日と一緒にいて思った事がある。

あいつは、素直だ。

素直に何でも口に出す。

例えば、私なら照れてしまって絶対に言えないような事。


「一緒にいられて幸せ」

とか。

「りりかが喜んでくれるのが、何より嬉しい」

とか。


凄いなぁって思って。

私なら言えないなぁって。

「そう言う事さらっと言えるのって、凄いよね」

あいつは笑ってただけだったなぁ。


でも、帰り際に。

「これからは素直になる事を目標にしよう。会いたい時は会いたいって言う。会えて嬉しい時は嬉しいって言うようにさ」

私が黙っていたら。

「少しずつでいいからさ。りりかがそう言う事言ってくれると、めちゃくちゃ嬉しいし」

って、頭を撫でてきた。








新しい携帯に、あいつから「ただいま」って電話が来た。

「今度はいつ会える?なるべく早くがいいな」

とか、言ってみた。


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