march forward.
りりかの独り言。

2003年09月02日(火) 骨折

幸せになりたいのなら。

私なんかやめておいたほうがいいよ。




何度も何度も。

口に出しそうになる。

そのたびに。

思いとどまる。

「じゃ、そうする」

なんて言われたら怖いから?

「バカ、いい加減にしろよ!」

なんて怒られたら嫌だから?





堂々巡りですね。

って言うメールを頂きました。

そうですね。

そうだと思います。




先日。

次女が足を骨折して。

家でふざけていて、階段から転落したらしいんだけど。

夏休みも最後の最後に、ギプスになり。



何度か会いに行き。

一緒に病院へも行った。


「ママ、帰らないで」

「でも、ママお仕事あるし」

「でも、ママいたほうが痛くない気がする」

「・・・」



昔から、甘えない子だった。

一番上のお姉ちゃんが心臓病だった事もあって。

ほとんど年子の次女に手をかける事は出来なくて。

すごくしっかりした子に育って行った。


上のお姉ちゃんの体も安定して来た頃に。

ライラが生まれて。

次女は結局甘えるって事を思う存分出来ずに育った。




あたしの家に連れて帰ろうにも、あたしが働いている間は一人になる。

学校も始まってしまう。

あたしが残ろうにも、仕事がある。

一緒に連れて帰る事も残る事も出来ず。


涙を浮かべて。

「次はいつ来るの?」

と言う次女に手を振って。

「ママの仕事が休みか、夜だけの日とかに来るね」

と言い。

「電話してね。手紙も書いてね」

と、次女は無理して笑おうとする。



昔から、そうだったように。

泣くの甘えるのを我慢して、笑う。


あたしみたいだ。





子供たちと一緒に暮らすとしたら。

選択肢なんかない。

あたしが、復縁をお願いするしか方法がない。

元旦那は、もしかしたら子供のためにOKしてくれるかもしれない。




そんな事、出来るわけない。




どうしていいのか、分からなくなる。



あいつは、あたしのこんな馬鹿げた考えを理解出来るはずもなく。

あたしは、そんな考えを言えるはずもなく。

あたしは、あいつの結婚話に無理して笑うだけだ。






初めてかもしれない。



あいつの手を離さないと決めた事を。

後悔したのって。


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