2003年04月27日(日) |
こんな場所でこんな会話。 |
朝8時に起こされた。
あたしは、3時過ぎに寝たから、眠くて眠くて・・・。
しかも、コンタクトを外さないまま寝てしまって・・・。
目が開かない・・・。
「起きようよ、今日はどこ行く?」
あいつは嬉しそうに言う。
あたしはボーっとしたまま、布団の上に座ってて。
そんなあたしを無理矢理立たせて、お風呂場に連れて行く。
「シャワー浴びてきたら、目も覚めるからー」
「うーん・・・分かった・・・」
体が重いような、なんていうか。
だるくて仕方ない。
シャワーを浴びて、出る。
あいつは、あたしが寝ている間に、近所のコンビニで朝ごはんを買って来てたらしい。
テレビを見ながら、一緒に朝ご飯。
と言っても、あたしはゼリーを食べてるだけ。
「どこ行く?」
あいつが聞いてきて「どこでもいい」とかあたしが答えて。
昼近くまでテレビ見たりして、とりあえずあいつの車に乗る。
あいつの車のCDから、「世界にひとつだけの花」が流れてきて。
「これ歌詞いいよね」
って、あたしが言ったら。
「なら、カラオケ行こうか?」って、あいつ。
こんなにお天気のいい日に、カラオケー?何てあたしは突っ込んだけど。
何してても、この人といると楽しい。
なんだか、そんな風に改めて思う。
二人でカラオケなんて始めてかも・・・。
3時間も歌って、最終的に歌う歌がなくなって、モーニング娘のメドレーとか2人で交代で歌ったりする始末。
けど、楽しい。
あたしのドライヤーを買いに電気屋に行って。
マッサージチェアに二人して腰掛ける。
「すっごい幸せー」
なんて、言いながら、座ってる2人。
「こう言うの、絶対に欲しいよー。いつか買ってー」
って、あたしが言ったら。
「結婚したら、新居に置こうか」
って、あいつが言う。
なんとなく。
今出す話題じゃないな、と思いつつ。
「Hといるの、本当に楽しくて、時間もあっという間に過ぎちゃう。けどね。一緒にずっといたいって気持ちと、結婚したいって気持ちは、あたしの中では別なの」
「別って?結婚したくないけど、一緒にはいたいって意味?」
「んー・・・。したくないって言うのとは、ちょっと違うけど・・・。なんだろ。一緒にいたい。けど結婚となると考えちゃうって言うか」
「何をどんな風に?」
「あたしはHといたいけど、本当にHでいいのかな、Hは、あたしでいいのかな、あたしたちはうまく行くのかな、とかかな」
あいつはしばらく黙ってた。
あたしは、その沈黙がなんか、嫌で。
「何か、ごめん。やめよう、こう言う話」
それでも、しばらく黙っているあいつ。
「りりか、本当に俺でいいのかな?って迷うの?俺はりりかじゃなきゃ嫌だって思うけど?」
「やっぱね、こういう話するところじゃないよ、電気屋だし(笑)」
あたしは笑ってごまかそうとした。
電気屋のマッサージチェアに座って、結婚について真剣に語る二人・・・なんておかしい・・・。
けど。
「ちゃんと、そこは答えてもらいたいよ。ね?」
って、突っ込まれ。
「Hと一緒にいたい、ずっと一緒にいたいと思うのはHだけ。でも、結婚一度失敗しているあたしは、分からない事だらけになる。実際、前の旦那さんとだって最初はうまく行くって思ってたんだもん。出来ちゃった結婚だったけど、当時はこの人しかいないと思ってたよ。でも・・・ね、なんだろ、うまく行かなかった」
怖くて、顔が見れなかったよ。
怒り出すかな、とか思って。
けど、怒ったりしなかった。
「そっか。りりかは臆病になってるのかな。結婚に対して、怖くなっているのかも。俺はした事ないから、理想とかばかりだろうけど、りりかは現実を見てるからね」
そーっと横向いて、あいつの顔を見ようと思ったら。
あいつもこっち見てて目が合って。
にこって、笑顔を返された。
すごく、優しい感じだった。
「どうするかは、りりか決めていいよ。ていうか、最終的には、りりかは俺と結婚してくれるって信じてるし」
先に立ち上がったあいつが、あたしの手を引っ張る。
そのまま、あたしたちは手を繋いだまま、店内を見て回った。
もう、そう言う話は出なかった。
ブラブラドライブして、あたしの家についた。
あいつは明日も早くから仕事。
だから、もう帰って、明日の支度しなきゃならないからって。
またね、って、おでこにキスをされて。
今回も帰り際、ちょっとだけ寂しくなったけど。
「来てくれてありがと」
って、あたしは言った。
帰宅後来たメールで。
30日は、微妙になってきたと、書いてあった。
あいつが仕事何時に終わるか分からないし、次の日、朝早い予定らしい。
3日か4日はだめ?と書いてあった。
今からシフト変更は・・・どうかなぁって送ったけど・・・。
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