march forward.
りりかの独り言。

2003年03月28日(金) 本当によかった

朝いつものおはようメールが来た。

あたしは、出勤してから、返事を送った。



「おはよう。いろいろと嫌な事があって、昨日は疲れて寝ちゃってました」



それで、昼休みにあいつから返事。

「昨日何があったの?今日は?今日は元気なの?」


凄く、心配してくれているんだろうなぁって、思った。

心配してくれるのは、嬉しい。

けど、また、気にさせちゃったなぁって。

ちょっとだけ、反省した。

疲れているあいつに、言いたくないなぁって思ったのにね。




「ありがと。今日は平気。今日も遅いのかな?お疲れ様」

夕方、仕事が終わってから、送っておいた。




あいつは夜の八時に帰宅。

「今日は早かったでしょ。後で電話するから、起きててね」




電話が来た。

「何があったの?どうしたの?」

「Hには関係ない事だし、今は平気だから、いいよ」

「関係ない事あるかよ。りりかの事で、俺に関係ない事なんかあるはずないだろ」

「うんー・・・でも・・・愚痴だもん」

「いいよ、何でも聞くって!ほらほら、話してみなよ」



昨日の嫌な事、いろいろ職場であった事。

あたしは話した。

あいつは、「うんうん」とか「りりかは間違ってないと思うよ?」とか、聞いてくれて。

たまに、笑いを入れてくれたりして。

あたしが笑ったら。

「あ、りりか、元気出てきたね」

って、嬉しそうに、あいつも笑った。




桜の開花の話もした。

今年は、あたしの誕生日くらいに満開って言ってたけど。

でも、あたしの好きな桜並木は、もう三部咲きだって。


「あたし、ちょっと一人で見てこようかな」

「おいおいー。そんな寂しい事言うなよ。一緒に行こうよ。もしも、りりかの誕生日に、あの桜並木が満開じゃなかったら、満開の場所に俺が連れて行くから」

「んー・・・」

「だから、一緒に見よ。ね。去年みたいに、一緒に歩こう」

「うん、そうだね」






その後は、あいつの職場の話を聞いたりして。

大変なんだなぁって思ったり。



あいつは、笑いながら、いろいろな話をしてくれて。

あたしの話も、ずっと聞いてくれる。

つまんないかなぁって、こんな仕事の愚痴、つまらなくない?って聞いても。

「つまらないとかじゃないよ。りりかの話は、ずっと聞きたい。てか、俺が聞きたいんだし、いいの」

って、笑いながら、言う。




電話を切るとき。

「りりか、元気になった?」

「うん、ありがと」

「俺は、りりかがどんな結論を出そうとも、りりかの味方だからね・・・ってクサイ台詞?(笑)」

「うん、クサイ台詞だけど。嬉しい。凄く楽になれる」





本当に、そうなの。

あなたが、あたしの話を聞いてくれると。

凄く楽になれるの。

なんだかね。

一緒に考えてくれて、一緒に悩んでくれる。

そんな、あなたが、すごく嬉しいの。




あたしは、言葉でうまく伝える事が出来ない。

下手。

恥ずかしがり屋だから、言いたい事とか、なかなか言えないんだ。






あなたを好きになって、よかった。



本当に、そう思うんだ。

だから、あたしを信じて。

あたしだけを見て。

あたしだけの、あなたでいてください。




ずっとずっと。



あなたと一緒にいて、本当によかった。

あなたもあたしと一緒にいて、本当によかった。



って思えるように。



思えますように。


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りりか [MAIL]

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