march forward.
りりかの独り言。

2003年01月27日(月) 「元」だんな様

だんな様・・・という呼び方も、そろそろおかしいので、元だんな様にする事にします。




元だんな様から、久しぶりに電話があった。

子供たちの様子を聞いたら、みんな元気で、まだ風邪とかは引いてないよって言ってた。

でも、学級閉鎖で、休みだったりしたけどって。

それ聞いて、ホッとした。



「彼女とはどうなの?」

「うん、まぁまぁ」

「子供たちとは何度か会ってるの?」

「うん、ライラとは仲良しなんだけど、上二人は緊張してるね、まだ」

「そか・・・」



ライラとは仲良し・・・。

そうだよね。

ライラは人見知りしない、ニコニコいつもしてる子だったもん。

でも。

ちょっとだけ、凹んだ。

ばかだなぁ。

あたしが凹むなんて、お門違いだよ。






「りりかは?どうなの?」

「何が?」

「彼とだよ」

「ああー・・・。まぁまぁ」

「うまく行ってるの?」



なんとなく。

なんだろう、あたしは言いたくなかった。

あいつがいなくなる事。

遠距離になる事とか。

なのに。

言っちゃった。




「2月に帰るのよ。実家の○○に。家業を継ぐんだって」

「え?そうなの?りりかもついて行くの?」

「ううん。行かないよ。仕事もあるし」



子供たちと今以上離れたくなかったから。なんて言えなかった。



「なら、どうするの?」

「遠距離かな。当分ね」

「そっか。りりかは強いよなぁ」

「・・・。そうだね」

「仕事の事のために、ついて行かないなんて、強いよ。男並」




強くなんかないし。

仕事の事だけだったら、ついて行っただろうし。

でも、「うん」とだけ言った。




「なら。来月から、子供たちと手紙のやり取りはしていいよ」



かなり。

カチンと来た。

寂しくなるだろうからって言う同情から言ったのもあるだろうけど。

そう言う事で、子供を、まるでご褒美のように使わないで。

寂しいのを我慢している、ご褒美みたいに。




「ありがと・・・」

ムッとしながらも、あたしはここは手紙のやり取りだけでもしたいって気持ちの方が強くて。

お礼まで言ってしまった。





電話を切った後も、しばらくムカムカしてたんだけど。

でも、冷静に考えて見たら、凄く嬉しい事で。

また、子供たちから手紙をもらえるって事に。




結局。

ご褒美もらって喜んでいるんじゃんね、あたしは。


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