march forward.
りりかの独り言。

2003年01月12日(日) 歌って

毎日のように書いているけど。

あたし、わがまま。

嫌な事言って、困らせて、でも怒らない。

そんな、あいつに甘えてる。

甘えてると言うか。

そうやっている事で、笑って「仕方ないなぁ。りりかは」といわれる事で、あたしを好きなんだなぁなんて、実感しようと、大事にされているんだもん!なんて思い込もうと。

勝手な妄想して。



毎日のように、わがままいったり、愚痴ったりして、困らせて。




そうとう、あいつはストレス溜まったかなぁ。






「ねぇ、これ歌って」

あたし、不意に言い出した。

「これって難しいから、歌えないよー・・・」

「嫌。新年会で歌って」



あいつが実家に帰る前日。

仲間内で新年会が前々から決まってた。

そして、あいつには内緒で、送別会もしようって事になってた。

一次会はカラオケで。

そこで、歌ってほしいと言った。

歌詞が、好きなの。

その歌詞の一部分に「寂しいときは僕がそばにいるから」って言うのがあって。

その曲は聞いた事あったんだけど、歌詞はちゃんと聞いた事なかった。

ちゃんと聞いたのは、去年の12月半ば。

その時は、まだ実家に帰るとか決まってなくて。

あたし「この歌詞いいなぁ」ってあいつに言った。

そしたら。

「俺だって、いつだってりりかのそばにいるもん」

って言われて。




そんな会話から数日後のクリスマス。

あいつに、実家に帰る事を聞く。






だから。

この曲を歌ってほしかった。

でも、そんな事、言えない。かわいくないから。


「歌ってほしいの。どうしても」

「俺が歌下手って分かってるじゃん・・・。しかも、これ高いし・・・」

「嫌なの、歌って。今から練習しよう」



あたしは、何度も何度も、歌わせた。

何度も何度も「ここはこう言う音だよ」とかいいながら。





あいつは笑顔で。

「明日練習してくるかぁ」

って、友達とカラオケの約束してた。



そう、笑顔だったんだもん。

だから、あたし。

「上手になってきてね」

なんて言ったんだもん・・・。

つい。

「みんなの前で、下手なの、嫌だよー」

とか言っちゃったんだもん・・・。



あたしのわがまま。

いつもどおり、聞いてくれていると思ってたから。


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