毎日のように書いているけど。
あたし、わがまま。
嫌な事言って、困らせて、でも怒らない。
そんな、あいつに甘えてる。
甘えてると言うか。
そうやっている事で、笑って「仕方ないなぁ。りりかは」といわれる事で、あたしを好きなんだなぁなんて、実感しようと、大事にされているんだもん!なんて思い込もうと。
勝手な妄想して。
毎日のように、わがままいったり、愚痴ったりして、困らせて。
そうとう、あいつはストレス溜まったかなぁ。
「ねぇ、これ歌って」
あたし、不意に言い出した。
「これって難しいから、歌えないよー・・・」
「嫌。新年会で歌って」
あいつが実家に帰る前日。
仲間内で新年会が前々から決まってた。
そして、あいつには内緒で、送別会もしようって事になってた。
一次会はカラオケで。
そこで、歌ってほしいと言った。
歌詞が、好きなの。
その歌詞の一部分に「寂しいときは僕がそばにいるから」って言うのがあって。
その曲は聞いた事あったんだけど、歌詞はちゃんと聞いた事なかった。
ちゃんと聞いたのは、去年の12月半ば。
その時は、まだ実家に帰るとか決まってなくて。
あたし「この歌詞いいなぁ」ってあいつに言った。
そしたら。
「俺だって、いつだってりりかのそばにいるもん」
って言われて。
そんな会話から数日後のクリスマス。
あいつに、実家に帰る事を聞く。
だから。
この曲を歌ってほしかった。
でも、そんな事、言えない。かわいくないから。
「歌ってほしいの。どうしても」
「俺が歌下手って分かってるじゃん・・・。しかも、これ高いし・・・」
「嫌なの、歌って。今から練習しよう」
あたしは、何度も何度も、歌わせた。
何度も何度も「ここはこう言う音だよ」とかいいながら。
あいつは笑顔で。
「明日練習してくるかぁ」
って、友達とカラオケの約束してた。
そう、笑顔だったんだもん。
だから、あたし。
「上手になってきてね」
なんて言ったんだもん・・・。
つい。
「みんなの前で、下手なの、嫌だよー」
とか言っちゃったんだもん・・・。
あたしのわがまま。
いつもどおり、聞いてくれていると思ってたから。
|