2002年07月28日(日) |
自分の子供じゃないから |
今朝夢を見た。
それは、さくらんぼ。
あいつは、さくらんぼが凄く好き。
最後に食べようと思って、取っておいてあった。
それを、ライラ(うちの長男)が「ちょうだい」っていった。
あいつは、「えー・・・」って、凄く嫌な顔した。
ただ、それだけの夢なんだけど。
あたしには、重く重く、心に残った。
んで、朝からいらいらしてた。
今日は仕事が夜中に終わる。
終わった後、ちょっと会う約束してた。
けど、いらいらしていたし、やめようって思ってた。
「今日は疲れているから」
「ちょっとだけでも、無理?」
次会うのは1週間後になりそうなんだから、それに、旅行にりりかさんが行っている間寂しかったんだから、と言われて、じゃー・・・と思い、あいつの部屋に行く。
いつもみたいに、抱きしめてこようとする、あいつを、あたしは振り払ってしまう。
「なんでー?」
「なんとなく」
「疲れているから?仕事、忙しかったんだ?」
それも、あるんだけど。違う。
原因は、今朝の夢。
自分の子供じゃないから、食べ物を分け合おうとかいう気持ちは無いの?
単なる夢の話なのに、現実じゃないのに、いらいらしてしまう。
「ねー。食べ物で、好きな物最後まで取ってあって。それをライラがちょうだいって言ったら、どうする?」
「あげるよ」
「でも、一瞬でもためらわない?何であげなきゃならないの?みたいな」
「うーん、俺も食べたかったんだけどなぁって、思うかなぁ」
あたしだって、好きなもの食べているときに子供たちにちょうだいって言われたら、「何だよー、残しておいたのに!」って思う、てか言う。
そんなの、そう思うのは当たり前かもしれない。
あたしは親だけど、神様じゃないから、あたしだって食べたかったけど、って思ってしまう。
でも、そんな気持ちとは裏腹に、「そっかー、ライラはこれが好きなんだね」って言う気持ちになれるのもまた親だからかもしれない。
「ママと一緒のものが好きなんだね」って、笑顔になって、あげるかもしれない。
それは、自分の子供だから?あたしが親だから?
「心の中では嫌だけど、仕方ないからあげるんだ?」
「そうじゃないけど・・・嫌とかじゃなく、そっか、これ食べたいのね、とか思う。んじゃ、仕方ないからあげるかって思う」
「ふうん」
「何でそんな話になってるの?」
あたしは、夢の話をした。
君が嫌な顔したんだよって。
あいつは、そんな夢の話を引きずらないでくださいって言った。
確かにそう。
くだらない事なの。
でも、あたしにとって、重く残る夢だったの。
未来を見ない事を望んだあたし。
なのに、こんな夢見て、こんな質問しちゃう。
一体、どうしたいんだよ、あたしは。
自分でも、よく分からなくなる。
これじゃ、あたしの子供を自分の子供みたいに、あたしが思うみたいに思って欲しいって言っている見たいじゃん。
なんでよ?
未来を見ないんでしょ?
だったら、何で子供の心配までしなきゃならないわけ?
なのに、あたしは、まただらだら、考える。
矛盾している。
頭がおかしいんだ、あたし。
3日に花火大会に行く。
あたし、ライラを連れて行こうかなって言った。
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