† ボクノオモイ †
                 〜 武兎 〜

                                           キレイな羽根のように ボクも キレイな人になりたい...




    2002年05月15日(水)
 title... 父。


今日の日記は 長くて...そして 暗いお話デス。
それでも 読んでくだされば...光栄です。




今日は 父の話を。

私の父は 2年前の春になる 少し前。
突然 亡くなった。
原因は...鬱病。
アルコール依存症だった父は 躁鬱病になり
家をとびだし 数日後 家の車庫でなくなっていた。

その時 私は 父が大嫌いだった。
お酒は飲むし 乱暴だし...。
でも お酒を飲まない父は 少しだけ 好きだった。

そんな中 おこったコト。
それが 父の死。

父が大好きだと気付いた時だった。

この時からだろうか...
私は 母の前で泣けなくなった。
母に突っ張るようになった。
なんだか 反抗期みたいだ。

父が死んだとき 札幌の兄貴から電話が来た。
そして 私はそこで泣いた。

兄は 私にこう言った。
“泣くんじゃない。母さんと2人で動揺していたら だめでしょ?”
“兄ちゃんが行くまで 母さんを頼むよ。”

私は 母さんの前で泣いたらダメなんだ。そう思った。

なぜ 私がこの話をしようと思ったかというと...
別に 意味はないのだけれど...

今朝 リビングで笑っている父の写真を思いだし
すごく 逢いたくなったから。
そして いっぱいいっぱい 泣いたから...。

私の父は もう逢おうとしても 逢うことができない。
それが なんだかすごく切なくて...
いろいろ 思い出して そして いろいろ想像していたら
涙が出てきた。

やっぱり 素直じゃない私は
父に 試合を見に来てといえず
“こなくていいよ!”
と 突っ張る。
でも 父は負けずに いつも 影から見ている。
それを発見した私は
少し恥ずかしくて...でも 少し嬉しい。

家に帰り 何も無かったかのように
私は 父に 試合の話を 少しだけする。
ブキヨウな父は いつもわかりやすかった。

今も 生きていたら...
多分 私は 父にも母にも 来てとは言えなかった。
でも...影から見て入る父を探すのは
大好きだった。

あぁ〜...父さんに...逢いたいナ。

今なら 言えるよ。


父さんが 大好きだって。

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