行動ログ。
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一度ひとりではないことを憶えてしまえば、人は弱くなる
どういう繋がりかは忘れたけど、そういう話になった。んで、きーは強いよ、とも言われた。記憶が曖昧なのがすごく残念なほどに、大切な話をしたような気がする。
アタシが強い?眉間に皺を僅かに寄せたのを見て、苦笑しながら私の頭を撫でて「求めようとしないとこが、強いよ」と某氏は言った。 時間が経って酔いも醒めてくると、その会話がすごく引っかかってることに気付いて、考えてたのです。そして忘れないうちに、書いておこうと思って。
彼の言っている『強い』を直前の意味から考えれば、私はこれまでに常に『ひとり』だったことになるではないか。係わった人たちにも訊いてみなければ分からないけれど、これまでに自分が完全に『ひとり』だと思ったことなどない。必ず他人との関わり合いの中で生活しているのだから。たとえ自分へ真っ直ぐに向けられる目が一つとして認識できなくとも、屈折した結果辿り着いている目はいくらでもあるだろう。 そう思って、些か不満げな声を発してしまったのかも。
細切れで覚えてる言葉は「強い」っていうのと「手放す術を知っている」っていうもの。やわやわと語り合いながらロックグラスをいくつも新しいのに換えた。 弱い振りをしているのは楽で世間体も良いけれど、いつかうんざりしちゃうよ?って悪戯そうに言うから、アタシは弱いよ?と返しといた。暖かい場所が好きだし黒い気持ちは嫌い。これのどこが強い? 彼は、向けられた刃を受け流したり他人を否定しようとしなかったり自分が傷付いても元気でいる人を見てほっとしたり。そういう性質が、強いと言う。 買い被りすぎな意見に照れ臭くなりながらも、逆の自分を想像したらぞっとした。真っ向から反発したりあからさまに他人を否定したり傷付いてる人を見て嘲笑を浮かべたり。そんな自分がいたら物凄く嫌だ。恥ずかしいとか、そういう次元を超えてると思う。 もうちょっと頼ることを覚えたら、強くなれるような気がする。足りないのは依存心?
他人に対して真っ白な心で接するのは、しんどくない?って言われた。もうちょっと自分を大事にすべきだ、と。別にしんどくないよ。自分を大切にしてるかと言われるとちょっと返答に詰まるけど。 どうもこういうとこが外から見ると凄い違和感あるみたいで。 ホントに全部好意的解釈をしてるのか、とか。どうして無茶を言っても大抵聞き入れるのか、とか。そもそも何故怒らないのか、とか。 色々言われてきましたもの。 好意的解釈ってのはあんまり自覚はないけれど、独り善がりに言葉の裏をやな風に取ることは殆どない。棘が隠れてても無効化(笑)するし。無茶なことってのは、アタシにとってはとりあえず叶えられるものだったから受け入れただけで。悪いと思うのなら最初から要求してくるなよ、とか思うわけです。ていうかアタシがやると言って引き受けたものなのだから。最後の怒らないについては、これまた微妙。怒るっていうより悪かったなーとか悲しいなとかいう方が先に来ちゃうだけなんだよな。
心の強い人に、なりたいです。
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斎藤基栄
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