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2002年04月15日(月) 幻想的作品。

ファンタジー小説というものを久し振りに読みました。
知り合いに薦められたからなんですが。
いや、彼女の態度を見ていると勧められたと記述したほうが正しいような気がします。
えっと、斎藤はファンタジー系には疎い(というか無知)なので、この作者サンが有名なのかとかヤバイのかと かいうことは分かんないんですけども。
読んだのは『Missing』です。甲田学人さんの。
4冊一気読みですよ、勿論。
意外に面白い。目から鱗かも。
最近あんまり小説を読んでなかったんで、たまにはこういう創作とかもいいなと思えました。

いろんな作家さんの話(ファンタジー小説系の)を聞かされたんですが、私には兎角知らない単語&知らない 名前ばかりで「う、うん…」としか反応できてなかったり(笑)
多分彼女に「大前研一さんの『チャイナ・インパクト』読んでみな」と言ったら、まんま私と同じ反応をするんだろ うなぁ、と推測できますが。

大前研一さんの本はケーススタディが豊富かつデータも題材も新鮮なので面白いです。
ちなみにどういう人物かというと、コンサル業界ではかなりの有名人、とだけは断言できます。マッキンゼーと か、聞いたことありません?著書でいえば『新・資本論』とか結構売れてたような。
経済のことだけに言及しているわけでもないので、是非読んでみてください。新聞のコラムを片っ端から読んで いっているような爽快感(笑)があります。

とにかく。
ハリー・ポッターさえもマトモに読んでいない自分がここまですんなり適応できるとは正直思ってませんでした。
多分これから暫くはこれ系の小説をプラスして読むことになるでしょう。
…最近ただでさえ本を買うことが多くなってきてるのに。
これまではわりと立ち読みで済ませるのが読書量の3分の1ほどを占めていたんですけど、ここんとこほぼ書 評を読んだだけとかぱらぱらと捲った程度で購入することが多いです。
原因はいくつかあって、本屋にそこまで滞在するだけの時間がなくなってきたとかが主なものだったりします。
稼ぎはこの4月から減るというのに。

そういや文庫本4冊って、別に驚くほどのことでもないですよね?
空き時間に読んでいたら「そんなに読むの?!」と言われたので。
いや、私は知ってるよ。君が教科書しか本を買っていないことくらい。
でもね、世の中には活字中毒とは言わないまでも、うっかりポスターとかに食い入るように見入ってしまうよう な人間もいてるんだわ。
綺麗なオネーサンを目で追いかけてしまうように、文字があったら無意識に読もうとしてしまう人種が。
おそらく全人口の1割以上がそういう人間だと勝手に思っています。もっと多いかもしれませんけど。

あ、そうそうついでに本話。
巷で話題(ホンマか?)の、『考える力をつける数学の本』っていうのがあるんですけど、ちょっぴり期待外れ だった気がするようなしないような。
唯一明確に「これは収穫だ」と思えたのは、数学が苦手だという人が『何故数学を理解することができなかっ たのか』を理解することができたことくらいですかね。
ふむ。
上級パズル本の方がよっぽど考える力がつくと思うのはダメでしょうか…。
まぁこれは『学校の数学が苦手だった人にも』という宣伝文句がついていたので、そんなもんなんだ、と思えと いうことで。
っつーかぶっちゃけこれは学校教育から遠くはなれて久しい方向けのような気が。


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斎藤基栄

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