2004年10月04日(月) |
新選者に高野公彦が決定! |
今週から更新復活です。長いこと留守にしてしまいまして申し訳ありませんでした。しばらくネットの見られない場所におりまして、読んでいたのは地方紙一紙だけでした。ですから帰宅するまで、マスコミ板の動向はおろか、裁判所が天声人語の盗用を認めたことも、高市早苗が結婚したことも知りませんでした(薔薇族の廃刊は知ってましたが・・・)。
さて、この間に選者の島田修二が急死し、新選者に高野公彦が選ばれました。高野は現在日経歌壇の選者を務めていて、アカヒほどではありませんが時折電波歌も取り上げています。高野がどのような「アカヒ的電波歌」を選ぶのか、興味深く見守っていきましょう。
今週は新選者もまだおらず、近藤芳美も療養中なので、馬場あき子と佐佐木幸綱の2人だけで選んでいます。残念ながら電波はほとんどありません。せいぜいこのくらいしか。
◆ 秩父事件に感動しこの岡の墓を求めて三十年過ぐ (静岡市 篠原三郎 馬場あき子選)
※明治時代中頃の反政府暴動である「秩父事件」とはこういうものですが。「秩父事件に感動し」という上2句はえらく破調ですな。反政府という内容だけで採られたような歌で。だいたい「この岡の墓」がどこの墓なのか、読者にはさっぱり分かりません。
◆ かんたんに軍手もせずに撃ち殺すおのれのための覆面はして (八王子市 相原法則 佐佐木幸綱選)
※何の事件を詠ったのだろう? 例の北オセチア共和国のテロ事件ですかね。
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