2003年04月07日(月) |
「平和学習」「平和トーク」に「反戦デモ」・・・プロ市民パワー炸裂! |
今週はさらに反戦歌が増えまして、打ち込んでてうんざりしました。本当は「戦争関連」がもう何首かあるのですが、数が多すぎるのでイラク戦争と直接関係していそうな歌のみを選びました。
◆ 戦争は避けたかったと小綺麗な言葉虚しき宣戦布告 (枚方市 田中敬子 佐佐木幸綱選)
※戦争を避けたかったのなら、フセインが降伏すればよかったのです。侵略されたらとりあえず降伏するのがサヨどもの鉄則↓じゃなかったのか?
※森嶋通夫【ロンドン大学教授】 「不幸にして最悪の事態が起きれば、白旗と赤旗をもって、平静にソ連軍を迎えるより他ない。34年前に米軍を迎えたようにである。そしてソ連の支配下でも、私たちさえしっかりしていれば、日本に適合した社会主義経済を建設することは可能である。」 出典元:1979年3月9日『北海道新聞』より
◆ 国連に「ゲルニカ」は問う再びの「ゲルニカ」を生むつもりですかと (名古屋市 宮田礼子 馬場あき子選)
※国連決議をさんざん破ってきたのはイラクなんだが。国連で開戦に反対したフランスもドイツも、すでに賛成に回ってしまったんだが。
◆ 自衛官子女の通えるわが校のもっとも平和を願う子どもら (香川県 山地千晶 馬場あき子選)
※この「平和を願う子どもら」の中には「自衛官子女」は入っているのかいないのか。どうせ自衛隊は人殺し集団だ、お前らの父親は人殺しだと教えては自衛官の子ども達をいじめてるんだろーが、この日教組教師めが。
◆ 原爆に劣化ウラン弾枯れ葉剤米軍は使いき大量破壊兵器 (東京都 志摩華子 馬場あき子選)
※イラク戦争に反対していた(過去形!)フランスを称えていたこの人、今度は「アメリカも使ってるんだから文句言うなよ」という「相対化」の歌で来ましたね。日本の過去については相対化を許さないくせに、イラクだの北朝鮮だのの犯罪については必死で相対化を図るサヨたち。
◆ 軍事的圧力のもと語り合う両者の笑みは何を意味する (郡山市 阿部壮作 島田修二選)
※北朝鮮国営放送の< `∀´> <ウェー、ハッハッハッハ・・・は何を意味していたのでしょうか。
どう見ても「普通の市民」とは思えない、特殊な情景を詠う作者たち。
◆ 反戦の平和学習傷痍(しょうい)なる言葉通ぜず弾痕見せたり (宝塚市 小畑軍吉 佐佐木幸綱選)
◆ 車座の平和トークのはじまりに米人講師うたう母の子守唄 (三島市 浅野和子 馬場あき子選)
※「平和学習」「平和トーク」出たーーーーーっ!
デモは盛り上がってないね。
◆ 反戦の絵師も歌人も元教員も皆若からず三十人のデモ (浜北市 太田忠夫 馬場あき子選)
◆ 四万のひとりとなりし日比谷にて非戦の想い内に積みゆく (さいたま市 斎藤智明 馬場あき子選)
※あわわ、デモには歌人もいるのか、やっぱりね。でも人数も少なそうだし、若い人はいないそうで、よかったですね。四万って主催者発表じゃないの? それに、参加者のほとんどはプロ市民だってことくらいバレてるよ。
今のイラクに戦時中の日本を思うという、使い古されたネタ。
◆ 知らぬ間に銃後を守る吾らかもしれず沖縄戦史ひもとく (那覇市 永吉京子 佐佐木幸綱選)
◆ 焼夷弾逃げて守りし命なりイラク問題憂いつつ聴く (小山市 山際善次 佐佐木幸綱選)
◆ バグダッドのシェルター作る映像に昭和の日本重ねてみたり (神奈川県 荒井篤 佐佐木幸綱選)
それ以外では以下のような歌が。
◆ 独裁を手にした時の人間の強さ弱さよ自(し)を置きてみる (東海市 杉浦とき子 島田修二選)
◆ 人の世の空爆如何になるらんと聞き耳たててる空の鳥たち (新座市 中村偕子 島田修二選)
◆ 悲しかりイラクの民は食糧をたくわえ応急手当をならう (四街道市 平山健 佐佐木幸綱選)
◆ 積み上げし土嚢の中をこら遊ぶ長閑(のどか)に見えてバグダッドの昼 (和歌山県 峯寿巳雄 馬場あき子選)
最後に、北チョソネタがひとつ。
◆ 祖国なる死語につまずく思いして北の映像切ってしまいぬ (さいたま市 明石正雄 島田修二選)
※上の句の意味がよく分かりません。どうとでも意味が取れます。
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● 選択は武力行使の外なきや憲法九条死文と化せり (愛媛県 光法泰展 小市巳世司選)
● 「NO WAR」と色とりどりのプラカードわれも掲げて日比谷に立てり (東京都 久保田智子 河野裕子選)
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