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2002年09月21日(土) |
■ 兄弟愛。
有休とって3連休の1日目。
兵庫県立美術館でやってる「ゴッホ展−兄フィンセントと弟テオの物語」を見に行って来ました。前身の近代美術館には何度か行った事があるんですが、ここは初めて。安藤忠雄氏の設計という建物は、まだ出来たてで、とっても気持ちの良い空間でした。消防法とか大丈夫?ってほど広くて迷路みたいな作りでしたけど…(^^;) 学芸員の勉強をしていたのは遥か昔。今となっては、展示方法とか何も気にせず、館内の雰囲気に浸って、のんびり鑑賞してきました。「ゴッホ展」は人が多くて、のんびりってワケにはいきませんでしたが、常設展の方は人も少なくて、居心地良い♪ そうそう、小磯良平記念室で「斉唱」を見た友人が、女学生の素足に反応していたのが何とも…(苦笑)
「ゴッホ展」は兄のフィンセント・ファン・ゴッホ(画家)と弟のテオ・ファン・ゴッホ(画商)の兄弟愛に焦点をあてたもので、とても興味深く見る事ができました。ビバ!兄弟愛(*^^*) 美術史もそれなりに勉強したつもりだったけど、やっぱり専門外で、知らない事だらけでした。あう。牧師の父との確執とか、兄弟であんなにいっぱい手紙のやりとりをしてたもの驚きでした。 絵の勉強をするために、突然テオのもとに押し掛けて、お金の無心をして、最後は「それでは、できるだけ早く来てくれ。君と握手したい いつも君のフィンセント」で締めくくる手紙とかあって、これはもう、“兄に振り回される弟”のパターンだなあと思って笑っちゃったんですが、テオがフィンセントの自殺後、新婚にもかかわらず、半年後に急逝してしまった事を知って、テオにとっては、大事な存在だったんだなあと、しんみり。フィンセントが息を引き取る時、彼を看取ったのは弟テオで、そんな彼を心配して、色んな人から(母や妻や画家etc)手紙が届くんですけど、それらを読んでると、なんだか泣けてきちゃいましたよう。えぐえぐ。 ゴッホの絵ハガキを何枚か選んで買って来ましたが、やっぱり本物を見た後だと、ちゃちく見えちゃいますねえ。しかも私が選んだ絵って、あんまりゴッホっぽくないものばかりでしたよ。はは。
帰りに寄った本屋さんで「ポポロ」チェック。今月は笑顔がなくて残念だなあ。(ツヨさんは熱があったそうなので仕方ないか。そして眩しがりな光一さんも仕方ない…/笑)2人の対談は良い感じでしたよん。えへへ。
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