(*_*)しんどいな。  2005年07月16日(土)
しんどい。粗ちん(注1)の気分だ。これはしんどい。ゆりかごから墓場までしんどい。だるい。夕べの0時に借りてきたビデオ『スカーフェイス』が、テープ古すぎたので、デッキの中で詰まってビロビロになった。テープぐちゃぐちゃ。わああ。ちぎれた。ちぎれたあああ。そんな夜。


『スカーフェイス』が素晴らしいのはとにかくアル・パチーノ演ずる主人公が「正しい悪人」の末路を一気呵成に見せきってくれる点だ。キューバからアメリカに渡って来た彼は、薬物取引の受け取り役として、つまり下っぱの下っぱの運び人として最初の仕事を引き受ける。はめられて仲間が殺され、死にかけるが、その危機を乗り切って、ボスの元に金と麻薬を届け、ボスに気に入られる。そこからはどんどんのしあがる。ボスと意見が合わなくなり、勝手な振る舞いをするようになり、ボスはついに彼に刺客を差し向ける。その罠をも突破し、逆にボスを問い詰めて撃ち殺す。かくして組織の長となる彼だが、もう上り詰めた後には、・・・。巨大な屋敷の警備に大金を使い、机の上には常に純白のコカインを入れた小箱があり、妻は寝るかコカインを吸引するかという有様で、最後の最後には彼の机の上は雪の山のように大量のコカインが。真っ白のコカインの山に顔を潜らせるように突っ込んでそれを出鱈目に吸引する、投げ遣りで放心状態の彼の姿はもう もう あああっ。絶頂と零落の際どい螺旋模様に悶えそうになります。そして最後は愛する妹も何もかも失い、取引先の男に殺されます。壮絶な銃撃戦です。何発も何発も正面から複数人に撃たれてるのに、大量のコカインで意識崩壊している彼は「俺は立ってるぞ、まだ立ってるぞ!」と絶叫しています。無茶苦茶です。正しい悪人の姿です。私は久々に心の中がほのおで焼かれたような感動を覚えました。うう。


そういう夜を過ごした後の、この緩慢で平和な、そして一人ぼっちの昼間。
大して意味があるわけではございませんが。

あ。そうだ。住所録でも作ろう。エクセルで 
(*_*)

っていうかさっきまで打っていた文章が全部消えた(注2)。
不愉快。


余計しんどくなった。はぁ。げんなり。
永江朗『平らな時代』読むよ。何がスーパーフラットじゃ。もう時代は2005年夏ぞ!?フラットもバーティカルもあるまい。除菌アルコールタオルを買え!除菌せえ!



注1;粗末なちんこの事。
注2;佐藤可士和やレディメイドについてしたためてみましたが、もう書き直す気力がございません。また今度。





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