製品の詰め終わった段ボールが変なとこでボトッとラインから落ちた。 同僚のSが『しゃーないなー』と親切心で立たせようとしたら、接着の糊が高温だったので、 「っうわっ! あつっ!!!!! (バッタみたいな顔で)」 という火傷沙汰。 しばらくはバッタみたいな動きで飛び跳ねていました。 冷水で患部をひやすとマシになった。 『名古屋で財布スられたり、不憫な男よのう』と誰もが思った。 彼は工場研修に来る前、名古屋観光をしていて、 地下鉄で財布をスられてしまいます。 親からの入金を待って、新幹線で急いで東京に。 彼は急ぎに急ぎますが、工場は遠くて社員寮から間に合うはずもありません。 翌日、始発電車に乗れば午前から参加できたところを、まあ、ショックな事件だったので、すこし余裕を持って昼からやって来ました。 到着おめでとう! 『問題児扱いされたった気にするな。出来がよろしくない子だと思われたって気にするな。 お前はいいやつだ。製造ラインから飛び出た品物を 素手で元に戻してやろうとするぐらい、無垢な男なのだ』 と、えらそうに思っていた私であった。 が、 ホテルに社外秘資料の束を置き忘れていたことに気付いたのは終業30分前。夕方も夕方。 みんなとは逆の列車に乗って、またホテルを一人、目指す。 教育課の担当者(女性)が走って私のもとへやってくる。 めっちゃ走ってる。 なんだ。 告白か? 「ねー はあはあ(息切れ)」 『はい。なんすか』 「あのさー、今日の帰りなんだけどー、」 『はい(どきどき)』 「新幹線の席 かわってくんない?」 『はあ、いいすよ』(圧倒的小声) 「今からホテル戻ってたら、あたしらの乗る新幹線にはもう間に合わないと思うんだー。だから席だけ替えてもらおうと思ってー」 それだけのために走ってきたんかい! 関西人負けました。 ホテルに行ったらカウンターで 無茶苦茶に悪い点のテスト(40点台)を渡され「これですか」と言われた。 ちがう それは同僚のミズカミ君の試験です(><) 帰りは彼と仲良く ギョーザ食べましたとさ。めでたし工場! |
writer*マー | |
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