ヒルガオが怒鳴った。 長野県に帰る、帰ります、もういいです、帰ります。アッシュが彼を引き止める。『甘えないで。実家に戻って何をするの』 ヒルガオは泣き顔で泣き言を垂れる。まるで7歳なのにおむつの外れない子供のようだ。しかしオートマ限定で免許を持っている。つまりもう大人だ。なのに集客力の皆無に等しいクラブイベントのオーガナイズばかりやってて収入が無くて甲斐性なしで、自分でも不安なのだ。 『アッシュ、僕は 実家でかんぴょうを作る。それが全てになるだろう』『ふざけないで、ヒルガオ。それはうそよ。長野県に そんな地場産業は無かったわ。どうにもならないのよヒルガオ』ヒルガオは泣いた。 |
writer*マー | |
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