告白。ただ、どうしようもない、告白。

2003年01月19日(日) 負荷

親が離婚したのは姉が小学生の頃。
その頃の私はまだ小さくて、父の記憶は全くないし、顔も写真で見た事がある程度。
思い出なんて一つもない。
これは私にとってとてもいい事だと思う。覚えていなければ、余計な感傷を一切抱く事がないから。

が、姉は小学生までは父と母と一緒の思い出があって。
それが、離婚という別れを見て。

これも彼女の心に傷を作ったんだろう。


そして、父と別れた母は、自分の両親の膝元へと戻った。
私の祖父と、祖母。
私たち家族はその二人の家のすぐ隣に住みだした。
家の裏からお互いの家へ行き来できるようになっている造りで、大きな二世帯住宅のようなものだ。お風呂、電話は共通だった。


これは、私たち家族全員にとって金銭的にはプラスになる。
たぶんこの家に越してこなければ私たち家族は生きていけなかっただろうから。
離婚する前は物凄く貧乏で、姉は食べる物がなくて石鹸を齧った事もあると言っていた。姉が偏食なのはこれが原因だと言っていた。
私たちが今ここまで生きてこれたのは、間違いなく祖父、祖母の援助のお陰。

だけど、精神的にはどうしようもないほど大きなマイナスになった。
祖父の存在、祖父の言動、祖父の行動は私たち家族にとってどうしようもないほど大きな負荷となった。


この家で姉は心の病になった。
この家で母は心の病になった。
この家で兄は学校へ行けなくなった。
この家で私は学校へ行きたくなくなった。


一家全員どこか心を病んでいった。


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私の狂気はもっともっと先の事。


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深海 [MAIL]

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