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ファザークラス(父親教室)(31w1d)
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2007年09月01日(土) |
今日は愛育病院のファザークラスへ行ってきた。ファザークラスとは父親学級のこと。夫立会い分娩を希望する場合は受講する必要がある。
私は前回の出産が超孤独(病院が家族への連絡を拒否してくれたおかげで、産んだとき誰一人病院にいなかった)だったので、今回は立会い出産を熱望している。とにかくあんな孤独なお産はこりごりである。無痛だったら私が取り乱すこともないはずなので、積極的に腰をさすれとか、励ませとか、水もってこいとか頼む必要もあまりないだろう。夫がたとえ血に弱かろうとグロテスクなものに弱かろうと、別に産道方面から取り上げてもらうわけでもない。立会い出産と言っても、かなりお気楽な立会いで済むはずなのである。
それなのに、夫は二言目には「オレは別に立ち会いたいわけじゃない」「仕事が忙しいから、当日は行けないと思う」「遠いから、お見舞いにも行く気ない」と、私を怒らせたいのか?私をがっかりさせたいのか?私を不機嫌にしたいのか?何が目的なのか知らないけれど、とりあえず夫は私によっぽど嫌われたいらしい、というような台詞のオンパレード。
たいてい夫が私に何か文句を言っても、私は基本的には黙るだけだ。言いたいことを言い返すと収拾がつかなくなるのが目に見えているし、余計な労力を使うのがイヤだし、とにかく疲れるので。ただ、私の中での夫の株がどんどん下がっていき、それが日々蓄積していくだけのことだ。でもあまりにも黙っていたせいか、文句がエスカレートしてきたので、今回ばかりは言い返した。何で計画出産で事前に分娩日がわかるのに仕事を優先しようというような台詞が出てくるのか?それが夫の台詞か?そんなこといわれて「ハイそうですか、仕事頑張ってね」と言う妻がどこにいるのか?そんな夫要らない。
はぁ、頼むからこんなあほらしいケンカさせないでほしいわ。
さて気を取り直して愛育へ。今日は車でトライ。念には念を入れ、2時からのファザークラスだというのに、家を出たのは11時40分。
そしてこの気合の入れ方が正しかったのか、道はいつものように混みすぎておらず、ナビどおり40分で到着!!本来こうあるべき距離なのだ。逆に時間が余りすぎてしまった・・・。
父親学級は両親15組。ただ、現在父親学級の参加人数があふれかえって予約が取りづらく、来月くらいからは両親のペア参加ではなく、父親オンリーの参加形式に変わるらしい。
最初に副院長先生の話が50分ほど。なかなか面白い話だった。やはり私としては前回経験している、けいゆう病院の無痛分娩と比較しながら話を聞いてしまうので、より興味深い。
□愛育のお産件数 去年が1706件(1719人うち双子13人) 今年は1800件を越えそうらしい。
ちなみに前回出産したけいゆう病院のお産件数は、平成17年で1117件。愛育がけいゆうより多いってことに驚いた。あ、でも産科不足の今は、けいゆうも、もっと件数増えてそうだけど。
愛育は今まではいつでも誰でもウェルカムだったそうだが、昨今の産科医不足で妊婦が殺到するようになってしまい、やむを得ず分娩制限を始めたそうだ。確かに、私が申し込んだときは、32週までに来てくれればOKといわれていたが、今は予定日決定次第、分娩予約を入れないと出産できないようになった。(現時点で9,10,11月の分娩はもう締め切っている)
□産科医の数 常勤は4人。 ちなみにけいゆうは常勤9人なので、圧倒的にけいゆうのほうが手厚いかも。 もちろん、大学から来ているパートの産科医さんもいるので、常に4人で回しているわけではないようだ。
□経膣分娩と帝王切開の割合 経膣87% : 帝王切開13% これはごく平均的な数字だそう。 ちなみに帝王切開の全国平均は18%だそうだ。
□自然:計画(無痛含まず):無痛分娩の比率 14:5:81 らしい。
ちなみにけいゆうは和痛が10%、無痛が10%なので、実数を比較すると ・愛育の無痛は約1381件 ・けいゆうの無痛は約117件、和痛を足すと約234件 さすがに無痛を推奨しているだけあって、愛育の無痛件数は多い。
□帝王切開になるケース 帝王切開のうち、 予定帝王切開 62% 緊急帝王切開 38%
予定帝切になるのは逆子、前回帝切、児頭骨盤不均衡、前置胎盤など。 緊急帝切になるのは分娩停止、母体の異常、胎児の心拍異常など。
逆子の場合は基本的に帝切になるようだ。
そんな話や産科医の現状(半分副院長の愚痴?)を聞いた後10分休憩し、NHKスペシャルのお父さんと赤ちゃんの絆を特集したビデオ視聴を30分。
おなかの中の赤ちゃんにはかなり鮮明に外の音が聞こえているという実験結果や、赤ちゃんは生まれて間もないうちから母親には安らぎを、父親には刺激や楽しみを求めているという話などで、とても面白かった。
副院長先生が最後におっしゃった言葉が良かった。
子どもは基本的に親の言うことは聞きません。 でも、親のことは良く見ています。 親の真似は本当によくします。 キレやすい親の子は、キレやすくなります。 ちょっとしたことで子に手を上げる親の子は、友達に対してもすぐに手をあげるようになります。 親は我慢の連続です。 でも、厳しくしないでください。 子どもには、本当にむかつくこともたくさんあります。 でも、小さいうちからきつく当たると、子どもは自己肯定が出来なくなります。 自己否定型の子に育ってしまうと、大きくなって困難にあったときにすぐに崩れてしまうのです。(いじめられて自殺するなど) 家が安心できる港であれば、イジメ→自殺という短絡的な行動には出ないはずなのです。 どうか、自己肯定型の子どもになるように温かく育ててあげてください
というような話。私の育児方針とあっていたので、ほっとした。
帰りに新生児室を覗いた。ちいちゃい赤ちゃんがずらーっと並んでいてとってもかわいい!!!ああ、かわい〜い!
すっかり癒されて、夫もすっかりパパモードのスイッチが入って、ほのぼのして帰ってきたのだった。
非常に有意義なファザークラスだった!出産が楽しみだー!
あ、そうだ。ゆうたんがこのファザークラスの90分間、一緒にずっとおとなしくお話を聞けていたのに感動した。素晴らしい。(赤ちゃんのビデオが面白かったらしい・・・)
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