ただただ口惜しかったのだと思う。実力の無さと貴重な時間が無駄になった事が。アタシは追いついていかなきゃいけないのだ。一足先を歩く、同い年の彼等に。耐えられる自信がまるでない。アタシの2本の足は立っていられるだろうか。前に進んでくれるだろうか。所詮、偽善者なのだと思う。嫌いなのに、厭なのにいい顔をする。何故なのか自分でも分からないままに。