まる*の日記ときどき絵日記
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2006年03月28日(火) BEBOP/天国の扉

久々に登場のボラージュ氏です。

リクエストくださった方に、以前描いたヴィンセント in N.Y.をたいそう気に入ったというコメントをいただいたので、だったら設定通りの黒じゃなくてもいいかな?と思って今回は白を基調に描いてみました。

「それは、聖者のような悪魔だった」
ポスターにはそんなコピーが印刷されていた

この世界は本物なのか?
自分自身は本物なのか?

生きている事をどうやって確かめる?

全ては夢なのかもしれない
あの蝶がみている夢なのかも、、、、、

とことん突き詰めたいという衝動はとても純粋なものであったと思う。

死を持って生を確かめるという、もっとも確実な方法で、

だから、現実世界でのヴィンセントの黒いイメージではなく浄化された白いイメージで描きたかった
そしてBEBOPのBlue

また、天国の扉を見返しました。
関連本もひっぱり出しました。

ある小冊子のコメントにこんな文章があった。
「この作品は単なる娯楽だが、しかし単なる娯楽を越えてしまう瞬間があったことを覚えておこう。
まるで空を舞う蝶の姿のように、いつまでもおぼろげで鮮烈で、美しかったことを。」

そうだ、あの映画は鮮烈で美しかった。
「are you living in the real world?」
答えは見つからないし、見つける必要もないだろう。

もしも、この人生が夢ならば醒めたいと思うだろうか?
このままずっと夢を見続けて、夢の中で死んだ時に目は覚めるのだろうか?

目覚めた世界はホンモノ?

ふと、思ったんだけど。
フェイはコールドスリープしてる間、なにか夢を見たかな?
目覚めた世界を夢だとは思わなかったかな?
彼女は蝶かもしれないと、、、。

ヴィンセントを語る時って、どうしても精神的なことを引き合いに出してしまう。
ひどく不確かで自分でも判らないことを何度もグルグル考えてしまう。
いつにもまして、とりとめの無い散文でした。
御容赦あれ。

絵的にはヴィンスの頬のコケ具合を彩色でうまく出せたらいいな〜と思ってました(笑)
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