独白2
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感覚、の衰えとは恐ろしい 18日に、祖父母の家で飼っていた犬が死んだ 死んだと聞いたのは21日ですが 気を使って祖父母は私に教えなかったらしい ああ、もういなくなったんだなあと、思いました 愕然とした 何にって、いなくなった事にたいして、特になんの感慨ももてなかったことに関して
昔の自分の神経は、まるできりきりと張った細い針金のようでしたが、最近は太いくせにぶつっと簡単に切れそうな印象だといったら、妙に納得されました それくらいとてもとても鈍感です
長く生きているということは、こういうことかと、愕然とした 私は昔から安定を求めてひたすら愚鈍になるよう心がけてきたけど、実際愚鈍になってみると、実はそちらの方が安定してなかった 感覚が鋭敏なのはつらい けど愚鈍だと神経がいつ磨り減っているかも気づかなくなるものなんですよね
成長ってなんだろう でも私は今、きっと世界の歯車のひとつになれていると思う これが世界の一部になるってことなのかなとも思った
自分を特別視することなく流れていたい
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