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| 2004年05月29日(土) | 青い薔薇 |
テレビで、何かのイベントに今一番青に近いと言われてる薔薇がでてるって言ってました。白い薔薇がほんの少し、薄い青に見えるような、そんな薔薇でした。
その次の日に本屋に行ったら新潮文庫で最上葉月の「青いバラ」って本が出てました。これはぴったり、と思ったけど、立ち読みだけでやめときました（笑）
英語の「blue rose」には、「ありえないもの」みたいな意味があるんだそうな。世界中のバラ愛好家が何百年も求めてやまない青い薔薇。
この本の冒頭に、こんな台詞がありました。「青い薔薇は、美しいと思いますか」人生を薔薇にささげた人が言った言葉。
実際にできて見なければ、きれいかどうかなんてだれにも分からない。なのに、なんでこんなにみんなが惹かれてしまうんだろう。私が求めているのも、青い薔薇なのかもしれない。ありえなくて、本当に実現したとしてもいいことかどうかなんて分からないもの。
少しずつたまっていく小さな刺を一気に引き抜こうとしたら皮膚まで剥けてしまったような、そんな感じ。避けられない、逃げられない、でも抜いてしまうにしても違う方法があったはずのこと。
傷は刺をこれ以上増やさないことで解決しようとしている。でも、それで直るのか、膿んでしまって回復不可能になってしまうのか、今はまだ分からないまま。
治療方法がわからないままだとここで切れてしまうもの。自然と覚えていくものなのか、完璧を求めるのか、それとも傷を引き裂いて壊してしまうのか。先送りしてたことに、向き合う時が来てるのかもしれない。
さて。会社は同期が一人やめました。先を越された感じ（笑）その経緯を見てたら、私も早くやめたくてしょうがなくなりました（笑）いい歳してるんだからそれくらい考えても良さそうなのに…経営が厳しいのは私たちのせいじゃありません。とりあえず、辞める理由は会社の契約不履行により会社への信頼を失ったからです。しかもそれを当たり前と思ってる社長に腹が立つ。5月いっぱいで辞めたい気分。月曜になんか話すっていってたから、その話次第では「今日で辞めます」って言おうかと（笑）辞めるときは最低2週間前に言うことになってるけど。
