ILLY'S LOVE RING
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知ってる? 僕ほど、 曖昧で、 不確かな存在なんてないんだ。 混沌が渦巻いて、 すぐそこに 闇が待ってる。 それが僕なんだ。 なにもできない、 何も知らない、 何の価値もない、 それが、 僕なんだ。
だから、 僕は、 否定されるのが嫌い。 「このままじゃ駄目だ」って そういわれるのが、 一番嫌い。
その代わり、 「それでいいんだよ」って そう言われたら、 僕は、すぐに その人を好きになる。
でもね、 君がそばに置いてくれたら、 君の隣って言う場所ができたら、 曖昧だった僕が、 少しだけ形作られる。 それが、 とても嬉しいんだ。 不思議な感じもするけど、 でも それが しあわせだって、 そう思うんだ。
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