宙に伸ばした鉛のような腕は何を掴むわけでもなくただ戸惑い、漂い空に伸ばした綿毛のような夢は彼を救うわけでもなくただ流され、運ばれ羽根ならほらそこに根元からぽっきり折れているけど足ならまだここにでも無駄とはっきり知っているから