いつもと違う夕暮れ。ここから見た景色は、なぜかとてもきれいで、街灯一つないこの道がまぶしく見えたんだ。急いで帰る家路。うしろからついてくる月がなぜかとてもうっとうしい。これから訪れる冬は寒くなるんだろう。ぽっかり空いた穴をうめる何か。それを見つけられなくて。ぼくはいつも、もぬけの殻。もうそろそろ冬だね。あの木も葉っぱがあと数枚。秋にサヨナラ、冬を待つ・・・