灰色の瞳、映し出すは銀の都市 崩れ落ちた空中都市、一晩の悪夢のよう 苦しみは彼方、憎しみも彼方 切望さえ、希望さえ、絶望も彼方 灰色の瞳が映し出すのは現在と言う惨状のみ
人々に願われず生まれた存在 灰色の瞳の灰色の少女 愛を知らずに育った十八年間は苦痛以外何でもない 頑張りつつも求めるものは皆手に入った されど、人々は愛を彼女には与えてくれなかった 一番求めるものに気付いていなかったのは彼女も同じだった
…故に、
X4-18-X9:X8.彼女は世界を開放する
願われずに生まれた彼女は願われぬ思いに人一倍優しかった 銀の月、灰色の切情、七色スタッカート 願われずに生まれた彼女は願われぬ思いを人一倍知っていた 流れる血、英雄ゆえの過ち、滅びを願う言葉
…僕は結局彼女を愛せぬままに滅びていくのだね…。
…
わたしは空を眺めた。
崩れ落ちたわたし達の街 それの残骸の上にはわたし一人。 歩き出す前にさようならの代わりに わたし達は歌を歌った。
風はただ吹いているだけ、 だけど高い笛のような音。 海はただ言ったり来たり、 だけどそれは何かに聞こえた。
その声も時がたてば消えた。 旅立ちの時はやってくる。
街の瓦礫の上で歌ったわたし、
*postscript 彼女を生んだ者の語りから少女の視線へと変えてゆく感じ *Rewrite http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=90418&pg=20040326
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