遺書

2005年04月18日(月) 灰色の少女

灰色の瞳、映し出すは銀の都市
崩れ落ちた空中都市、一晩の悪夢のよう
苦しみは彼方、憎しみも彼方
切望さえ、希望さえ、絶望も彼方
灰色の瞳が映し出すのは現在と言う惨状のみ

人々に願われず生まれた存在
灰色の瞳の灰色の少女
愛を知らずに育った十八年間は苦痛以外何でもない
頑張りつつも求めるものは皆手に入った
されど、人々は愛を彼女には与えてくれなかった
一番求めるものに気付いていなかったのは彼女も同じだった


…故に、

X4-18-X9:X8.彼女は世界を開放する

願われずに生まれた彼女は願われぬ思いに人一倍優しかった
銀の月、灰色の切情、七色スタッカート
願われずに生まれた彼女は願われぬ思いを人一倍知っていた
流れる血、英雄ゆえの過ち、滅びを願う言葉

…僕は結局彼女を愛せぬままに滅びていくのだね…。



わたしは空を眺めた。

崩れ落ちたわたし達の街
それの残骸の上にはわたし一人。
歩き出す前にさようならの代わりに
わたし達は歌を歌った。

風はただ吹いているだけ、
だけど高い笛のような音。
海はただ言ったり来たり、
だけどそれは何かに聞こえた。

その声も時がたてば消えた。
旅立ちの時はやってくる。

街の瓦礫の上で歌ったわたし、

*postscript
彼女を生んだ者の語りから少女の視線へと変えてゆく感じ
*Rewrite
http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=90418&pg=20040326


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