遺書

2004年06月21日(月) 僕と君で空になったゴミ箱

僕たちがいつも叩くドアは
いつも拒絶が出迎える

拒絶のゴミ箱一つ、だけでかい。
牛丼のどんぶり、実はどんぶり。
部屋の四隅に立つ番人は死人。
雨が降れば屋根が開く、冷たい日差しを出迎える。

うれしいこと。
でかい夕日が悲しい、
拒絶の影が異様にでかくなる。
飛び越えた先にある未来は、
拒絶が出迎える。

たのしいこと。
もう寝る前に考え事。
明日へ旅立つ、ダッチワイフ。
多分それは素敵なこと。
ゴミ箱の中のかごの中の鳥。

それでも僕らは飛び越える、
ダッチワイフの役立たず。
だって、俺、まだ、

覗くなって言ったのに!
あれだけ食べたのに!
冗談はほどほどにでかいほうでも。

拾われずに割れた口紅
残したご飯にハエがたかる弁当
集え勇者の首が取れた石造

僕らの見たゴミ箱は
戦いの真っ最中


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