遺書

2004年06月19日(土) 愚か者の恋

今頃僕は君を呼んだ。
多分僕は、昔君のことが好きだったと思う。
手に余る愛を表現できなかった。

僕には翼があった、
君にはなかった。
僕には夢がなかった、
君にはあった。

お互いの足りないところを埋め合わせて。
交わりあって、ひとつになる。

溢れたモノは、忘れていった。

それを繰り返して、僕等は大人になったんだ。

僕は忘れてしまったモノをいまだに思い出せない、
君は其れを見つけて僕と決別したんだ。

今、どうかと聞かれればまた僕は交わる。
それでしかきっと表現できないんだ。
手に余る愛情をコントロールできないんだ。


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