遺書

2004年05月31日(月) The end of me and sky

僕と空の果て

「空の果てに楽園がある!
 それを見たとき私たちは
 真実を知り幸福になれる!
 さあ、今こそ行こう、
 我らが聖地楽園へと!」

虚無を抱きながら世界の果てを見に行こう
信じられるモノだけを抱きかかえて歩こう

違う星に生まれてきた(と、信じている)僕ら
同じ希望を抱いて(いると信じて)生きている
いつか夢見た楽園(がないことを知りながら)探して

希望を抱いて、信仰に飲み込まれる
それは、虚像を抱く宗教
絶望が来れば、進行を誤っていくんだ
それは、現実と言う正しいモノ

堕ちていくと感じるのはまだ正しいから
終わりがないのを知っているのは正気だから
戦っているのは信仰に逃げ込む自分だ
新しい世界へと進行する恐怖との自分

空は全てを包み、全てを隠すのだろうか。
その果てには何があるんだ、何が見えるんだ。
僕はこの空を望むだろうか。
世界は空に包まれている、それ故に
世界の果てを望むことは、空の果てを望むこと。

嗚呼、僕はなんて意味のないことを。
新たな進行、朽ちた信仰。


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