遺書

2004年04月22日(木) 僕の名前を探しにいった。

あの煌く星と七色足らずの虹、その間にある僕の家。
夢を僕は残してきてしまったんだこの青い星に。
水溜りのなかに写りだした僕の顔はなんだか物足りないや。

とても大切な何かを置いてきた、そして
とても大切な何かを取りに来た。僕の名前。

最早、夢に意味などないのかもしれない。
賞味期限が過ぎちゃったのかもしれない。
おいしく頂く前に蕩けちゃったかもしれない。

僕の名前を探すために来た、
けれど覚えていた。意味がないわけです。
僕は、水道橋。誰でもいいけれども。

じきに名前が消える。
そのために来たのかもしれない。


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